出版社 : 以文社
わが心のチェーホフわが心のチェーホフ
農奴の孫、医師・作家のチェーホフは、すべてを離れて見る眼を持っていた。そこから笑いと哀れみ、優しさと厳しさが生まれる。名著『チェーホフの生涯』から半世紀、94歳の著者が書き溜めたエッセイ風のチェーホフ論。
火によって火によって
中東を革命の炎に包む「アラブの春」の発端となった一青年の焼身自殺。その瞬間を、文学は、思想は、いかに表現し、それに応答できるか。生きるなかで打ちのめされ、辱められ、否定され、ついに火花となって世界を燃え上がらせた人間の物語。
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