出版社 : 創藝社
三陸鉄道を舞台に送る 若き鉄道職員たちの 恋と仕事と地元愛 鉄道ダンシ・原作ライトノベル 一般公募・最優秀賞 受賞作品 三陸鉄道の「鉄道ダンシ」がライトノベルに! 3・11の大地震で大きな打撃を受けることになってしまった三陸鉄道。 鉄道だけでなく三陸全体が大変な状況にある中、将来の三陸鉄道と三陸の復興の力になりたいと、2012年4月1日に2人の社員が入社した。 実家が漁師で釣りが趣味の「恋し浜レン」と実家が酪農家で乳製品やワインが好きな「田野畑ユウ」だ。 それぞれ恋し浜駅と田野畑駅で駅務や営業、三陸復興にかかわる業務を担当することから三陸鉄道の職員としての業務を開始する。 忙しい日々を過ごす2人だが、ある日「恋ヶ窪ジュン」が三陸鉄道に研修に来ることになり・・・・・。 三陸鉄道。通称三鉄(さんてつ)。 岩手県の三陸海岸を縦貫する路線を持つ、第三セクター方式の鉄道会社。 北は宮古駅から久慈駅まで、南は盛駅から釜石まで。 それぞれをつなぐその路線は、地域住民の足として昔から利用されている。 カバー画にも注目です! 宮古駅の普段見られないアングル・風景を 風景画家の嘉志高久さんが魅力的に再現しました。 第1章 南リアス線と恋し浜レン 第2章 北リアス線と田野畑ユウ 第3章 恋と花火と鉄道ダンシ 第4章 彼らは海に何を見る
「高山、私、アメリカに行く…」「なんで桜井だけが行かなくちゃならないんだよっ…!!」。冬休み直前、國鉄への就職を夢見て、鉄道公安隊でOJT研修中の俺、高山直人と、同じく研修中の桜井あおいを待ち受けていたのは、空港での別離だった。クリスマスイブを小海さんと過ごす予定の高山に課せられたのは、安中榛名の教習所への“謎の届け物”。しかし乗り込んだ583系は予想外の出来事に巻き込まれ、地下深くに存在するホームにも闇が忍び寄る。この吹雪は偶然か…、それとも…?國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテインメント!防護無線、発報…!?