出版社 : 工作舎
周期律 新装版周期律 新装版
アウシュヴィッツ体験を持つユダヤ系イタリア人著者の自伝的短編集。アルゴン、水素、亜鉛、鉄、カリウム…化学者として歩んできた日々の挿話を周期表の元素とからめて語る。「青年時代に訪れた浜辺や渓谷と同じように、あらゆる元素が何かを誰かに語りかけるのである…」アウシュヴィッツを生き抜いた著者ならではの生命観、宇宙観を背景に、科学と文学を高純度に融け合わせた逸品。
ケプラ-の憂鬱ケプラ-の憂鬱
「初めに形ありき!」宇宙における調和は幾何学に基礎があると信じ、天球に数学的な図形を探し求めたヨハネス・ケプラー。本書は、天文学に捧げた彼の半生を追いながら、科学的真理は幻想から生まれることを描いたヒストリオグラフィック(歴史記述的)・メタフィクションである。1981年度英国ガーディアン小説賞受賞作。
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