出版社 : 成文社
ジョージア近代文学のポストコロニアル・環境批評ジョージア近代文学のポストコロニアル・環境批評
ロシアの支配により過酷な変容を迫られた19世紀のジョージア。植民地支配脱却の鍵を宗主国ロシアに求めた作家と、ローカルな神話に想像の源泉を求めた詩人。植民地ジョージアにおける、2人の交点とは?第3回東京大学而立賞受賞。
オレーシャ『羨望』草稿研究オレーシャ『羨望』草稿研究
舞台はロシア革命直後のモスクワ。苦難の時代を経てなお残された貴重な草稿。数限りないストーリーの可能性から1編の小説が生まれるプロセスに迫る。第2回東京大学而立賞受賞。
ミラン・クンデラにおけるナルシスの悲喜劇ミラン・クンデラにおけるナルシスの悲喜劇
社会やそこに生きる人間に「喜劇の優しい微光」を投げかけるーそのような作品を数多く手掛ける越境作家ミラン・クンデラ。自ら抒情的態度を超越し詩人から小説家へと「回心」した彼の、人間のナルシシズムに向けた笑いとメランコリーを解き明かしていく。
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