出版社 : 日本橋出版
お客さま、そんな部署はございませんお客さま、そんな部署はございません
コロナ禍前夜、日本中の誰もが“おもてなし精神”を疑わなかった頃。ある地方市役所の一角に誕生したコンシェルジュ窓口。「何を聞いてもいい」そんな触れ込みでスタートした部署に晴れて抜擢された“私(ネコミズさん)”。しかしそこは、“私”を困らせるカオスな人間たちで溢れていたー暴言や恫喝だけではない「ミクロレベルのカスハラ」を可視化し、ユーモラスかつ解像度高く描き出す。
北極熊ホープ北極熊ホープ
米国、サンフランシスコの大学を優秀な成績で卒業したジェニファーは、米国屈指の弁護士である父親の俗物的な生きざまを嫌い、また壊れていく環境に深刻な懸念をいだき家出する。曲折を経たのち、彼女は優しい人々が暮らすカナダの北極圏に近い町、エポーに落ち着く。この町で結婚した彼女は、ウィリーという息子を授かる。だが夫はウィリーが生まれる前に北極海で遭難し、彼女もまた三十三歳の若さで病死する。一人残されたウィリーは祖母ハリエットに育てられる。ウィリーは森で色々な肉食獣に襲われるが、母親ジェニファーに育てられたハスキー犬や、北極熊に助けられ成長する。この生き物たちの闘いを通して、ウィリーは森の生き物たちにも人間同様、豊かな感情や知性があることを教えられる。
トッケイは七度鳴くトッケイは七度鳴く
放送作家の誠太郎は、亡くなった祖父が戦時中のビルマで慰安婦の死に関与したと知る。真実を求めて奔走するが、見えざる力で歴史の闇に飲み込まれる…日韓問題の闇に迫る問題作!
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