明恵が亡くなって一年後、ひとりの尼僧があとを追って入水した。無心に想いを寄せた尼僧と、尼僧の目を通して浮かび上がる明恵の生涯を格調高く描いた傑作長編。
敗戦直前の北方領土。戦死を覚悟した兵隊と娘たち。北方同胞の異色ロマン。
人生をひたむきに生きた1人の男。親鸞。その生きざまの中に、真実のやさしさを見る三国連太郎の新たなるロマン。第40回カンヌ映画祭審査員賞に輝く、『親鸞ー白い道』の原作、ついに刊行!