出版社 : 芳文社
バージルシティで発生した連続猟奇殺人事件の犯人は何者なのか-?今度の事件は悪い予感がする。刑事スタンレーは言いようのない不安といらだちを募らせていた。その予感は的中した。スタンレーの恋人、ミランダ・ラコシが殺害されたのだ。この無差別殺人者はバージルシティ市警に挑戦している。スタンレーの怒りは頂点に達した-。山藍紫姫子&本仁戻のロマン・サスペンス。100ページ書き下ろし、第四弾。
バージルシティの刑事スタンレーは美貌の警視ロスフィールドと肉体関係にある。ロスフィールドにはジン・ミサオという愛人がいた。精神科医のジンは、死者の記憶を読むという特殊な能力に悩むロスフィールドを護る存在でもあるのだ。美しき男たちの危険な三角関係に進展はあるのか-?そして、市内で発生した連続猟奇殺人事件の犯人は何者なのか-。
茶トラのトラくんは人間でいえば18歳。ある日、とってもキレイなチンチラシルバーのテオくんに一目惚れ。でも、ノラのトラくんと室内飼いのテオくんの恋には大きな障害が-『王子さま編』より。知的でハンサムなロシアンブルーの博士が三匹の子猫を拾って育て…やがて末っ子のクルミくんが博士に恋をして-『博士編』(書き下ろし)より。他に書き下ろしの『ボス編』とコミックもある砂原蜜木&相模郁人のキュートな世界。
バージルシティ市警察の不良刑事スタンレーは、上司であるロスフィールド警視の危うい魅力に捕らわれている。連続殺人事件の囮捜査に乗り出したロスフィールドは別人になりすまし、スタンレーは彼を護衛しながら犯人からの接触を待つのだが-『葛藤-アンビヴァレンツ-』。他に、ロスフィールドの恋人ジン・ミサオとスタンレーとの危険な交渉を描いた『双龍-ツインドラゴン-』、58枚の書き下ろし作品『秘密-ハイド-』を収録。
高校1年生の秀樹は幼い頃父を亡くし、二人の叔父と暮らしている。その一人、真澄は32歳の国際線パイロットで超エリートの美丈夫だ。弟の方の遙はもうすぐ24。体が弱いのでいつも家にいて秀樹の母親代わりになってくれる彼は、大変な美貌で女にしか見えない。憧れの叔父たちが、実は肉体関係にあると知って、秀樹は衝撃を受ける。しかしその思いは真澄への恋愛感情に発展し、秀樹は遙を排除する策を講じて…。
ルームメイトで親友で、そしてそれ以上の存在として俺が思う相手、榊原祐二。その存在感が、希薄になった。浮世離れした容貌の彼が見つめているのは-空だ。苛立ちとも不安とも言い得ない不安感を抱えて俺は、『何か』から彼を奪い取ろうとした。そして、訪れた結果は-。オール書き下ろしで贈る月夜野亮のメルヘンチックなロマンス。
逸郎と嵐士、一基、そしてボーイッシュな女の子セリは仲の良い四人組で、学園のアイドル的存在だった。途中で一基が転校し、逸郎と嵐士は互いへの思いを自覚することでセリに秘密を持ってしまい-ずっと一緒にいたいと願った四人だったが、子供から大人へと成長する中、徐々に道が分かれて…。『小説花音倶楽部』に発表され好評を博した中学生編に、書き下ろしの高校生編180枚を加えた紫片貴志の初ノベルス。
大学付属病院の研修医(レジデント)の久住隆と中務春彦は密かに愛し合う関係。二人ともエリートで美形なため、言い寄る男女は数知れず。隆の方は適当にやれるが、オクテの春彦は狙われていることにも気がつかない。嫉妬心にさいなまれる隆は、つい春彦に無体なことをしてしまって…。雑誌掲載の表題作と短編『ナイトシフト』に250枚の書き下ろしを加えた松岡なつきの話題作、鳥羽笙子の挿画で登場。
光原一樹は平凡な大学生だったが、友人にだまされてSM写真集のモデルに-。彼を縛る縄師として現れた天王寺操は、何故か一樹の苦痛を減らすために心を配ってくれるのだった。撮影後、一樹を誘惑する天王寺からは、女のような美貌に似合わぬ危険な匂いがして-スウィート&ハードな森岡由宇子短編集。
22歳になる美貌の青年フィオリーナは砂漠の国クシュの王の愛人だったが、次期国王のレイファムと許されない恋に落ちてしまった。王に身を弄ばれる日々に堪え、彼は密かにレイファムと逢引を重ねる。しかし、二人の仲にフィオリーナを慕う少年エリシュアが気づいて…。ひと味もふた味も違うファンタスティック・ロマンス。
横田一真は、恋多く女だった母親譲りの美貌ゆえに、周囲の男を惑わせてしまう。本人は、それを望みなどしないのに。会社を追われた一真の前に、同じ母親を持つ、しかしそれぞれ父親の違う弟達が現れ、一真は彼等と関係してしまう。それを知った彼等の父親達までが訪ねてきて…。鎖に繋がれ、四人の男の愛を受ける生活。-山藍紫姫子が描き出す愛欲の多角関係。短編『ワンダフルナイト』も併録。