出版社 : 角川書店
「自分から告白すると、幸せになれません。これ、ジンクス!」-親友もおらず地味な大学生活を送る楓の前に、突然現れた韓国人留学生のジホ。初恋の相手・雄介との恋愛をジホは韓国式の恋のジンクスで応援する。進展しない恋とすれ違う友情、諦めようとしたその時、楓はジホの辛い過去を知る。本当のスマイルと雄介からの告白を楓は手に入れることが出来るのか?せつない恋と国境を越えた友情を描く同名恋愛映画の原作小説。
日本一の山、富士。古今東西の作家がこの秀峰を愛で、小説、紀行、エッセイに著し、俳句短歌に詠み込んできた。国の象徴、火山、霊峰、信仰の場、登山、新幹線からの眺め。さまざまな顔と文化的側面を持つ富士山。その魅力が、名文で、鮮やかに描かれる!
常識では考えられない怪奇な犯罪を専門に調査するSRI(特殊科学捜査研究所)の5人の面々が、科学力を駆使して不可解な事件の真相に迫る。人間の水分を吸い取る恐怖の玉(「血の玉」)、生物を瞬く間に白骨化する黒い影(「地を這う女王」)、ヒトを溶解する謎の少女(「闇に蠢く美少女」)、連続バラバラ殺人事件の真相を追う牧史郎が見た闇(「深淵を覗く者」)。犯人は、そしてそのトリックは!?新シリーズのノベライズ!!
伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。若手刑事の無藤は、上司命令で、彼の下僕として働くことに。南塚は気まぐれで、興味のある事件にしか動かない。しかも盟友の貴公子・北小路は、驚きの秘密の持ち主。苦労ばかりの無藤だが、南塚好みの事件が起こる。銀行頭取が殺され、磔にされて見つかったのだ。しかも「魔女の吐息紅く罪人を染める」という謎のメッセージが残され…。曲者だらけの傑作相棒ミステリ!
刑事でありながら副業で悪党を狙った暗殺を請け負う“subway-0910”こと佐分利吾郎。認知症の老人に成りすまして“殺し屋.com”のアカウントを乗っ取り、殺し屋となったホームヘルパーの“torazo-i”。暗殺成功率100%で伝説と化した凄腕の殺し屋“jackal-0420”ことジャッカル。そして、ある少女の依頼をきっかけに、暗殺を斡旋する“組織”へと肉迫する探偵・君島顕ー。暗殺者専用サイト“殺し屋.com”をめぐり窮地に追い込まれてゆく「殺し屋」たちの、前代未聞の暗殺劇!
21世紀の初め。謎の侵略者によって、わずか17日間で地球の半分は占領された。絶望の淵に佇む人類の最後の希望として、5人の選ばれし者が立ち上がる。健、ジョー、ジュン、甚平、竜。不思議な結晶体“石”の力を自在に操る究極の兵器、人呼んで「ガッチャマン」!果たして彼らは侵略者の魔の手から人類を救うことが出来るのか…!?あの伝説のアニメが本格ヒーロー・エンタテインメントとして蘇った!!
自転が減速した地球では、1日が24時間より長くなり、動植物の生態に影響が及び始める。だが、サンフランシスコ郊外のミドル・スクールに通うジュリアにとっては、親友との仲違いや、両親の不仲、はじめてつけるブラジャーや、初恋の行方のほうがよっぽど重大事だったー。
平家が滅び、月日は流れ、大人となった鬼麿は、鬼の都と化した京で、盗人に成り下がり荒んだ日々を送っていた。そんな中、鬼麿は羽衣狸という美しい妖かしに狸の里という場所へ誘われる。狸の里。そこは、石造りの建物が美しい、異国のような町だった。しかし、待ち構えていた狸の王は鬼麿に告げる。「終わりが近づいている。ぽんぽこを連れて、逃げてくれ」-源平、鬼、狸、そして鬼麿の戦いの結末は!?平安陰陽師活劇、完結!
大学生の花輪めぐるが美少女ツゥと出会い戦国時代にタイムスリップ!現代に戻るためには「ヌキヒ」という鎧をまとい、歴史に楔を打つ=歴史を変えなくてはならない。同じように戦国時代にタイムスリップした仲間たちとともに、工夫を凝らし現代へ戻ろうとする。突然現れたツゥの秘密とは!?なぜ歴史を変えなくてはならないのか??タイムトラベル・ジャンルへの新たなアプローチ!!
県大会出場をかけた大事な試合で、右膝に怪我を負った遼介。さらに監督の草間までもがベンチで倒れて入院してしまう。キャプテンと監督が離脱することになり、桜ヶ丘中サッカー部は不穏な空気に包まれる。遼介たち3年生にとって中学最後の大会となる夏の総体があと1ヶ月と迫っていた…。がむしゃらでピュアな少年たちを描いた「サッカーボーイズ」シリーズ、いよいよ完結。
人が苦手で無愛想。趣味は遺品集めという高坂和泉には特異な能力がある。それは死者の想いを観られるということ。和泉は、ある特別な絵画を報酬に、開かずのアンティークオルゴールの鍵探しをすることに。箱に遺された想いから手掛かりを得ようとするが、なぜか上手くいかない。そんな和泉の前に、トラウマを与えられた葬儀社の男、透吾や絵画蒐集のライバル、貴士も現れて…。死者が遺した優しい秘密。シリーズ第2弾。
感情を喪失したうつ病の澤野は、ある日、死に場所として入った廃墟で、偶然手紙の束を見つける。それは昔郵便局員に破棄されたものだった。「この7通の手紙は、さようならへのカウント・ダウンだ。すべてを配達し終えたら肚をくくろう」彼は死とその痛みを先延ばしするため、7年前の手紙の配達を始める。そしてそこに込められた悲喜劇に遭遇し、久しぶりに心の揺らぎを感じるが…。神経症の時代に贈る、愛と希望の物語。
『アルケミスト』の執筆直後、パウロは師であるマスターJに課題を与えられた。それは「守護天使と話し“誰もが自分の愛するものを殺す”という詩ののろいを解く」というもの。パウロと妻クリスは40日間の砂漠の旅を始め、守護天使に会うための条件を知るヴァルキリーズと呼ばれる女性集団に出会った。パウロとクリスは彼女たちと旅を続ける中、嫉妬や自己疑念、激しい恐怖と戦わなければならなくなるー。
銭湯で転倒し、頭を強打。記憶を失った羽振りのいい男。居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます。が、その男はなんと、誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋だった!桜井は男にきた大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい大ピンチに。一方、記憶を失い自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、真面目に努力して、役者として成功することを目指し始めてしまう…。
皮を剥ぎ、肉を削り、骨を砕く。独自の倫理観で悪人たちに残虐な拷問を加える連続殺人鬼、玄田道生。そして霊能力を持った女子高生、神山美咲。ふたりの魂が交錯するとき、恐るべき惨劇の幕があがるー。怪しい新任教師の目的は?謎の霊能者、樹坂麿宮の正体は?絶対絶命の窮地に陥った同級生たちを、美咲は救出できるのか!すべての謎が解き明かされる、ジェットコースター・ホラー、最恐のシリーズ完結編。
2025年。体内に埋め込む超小型記録メディア“ヴィジブル・ユニット”の定着とともに大成功を収めた映像プロデューサー・ナカジは、『エクサバイト商會』会長から新ビジネスを持ちかけられる。世界の著名人の“ユニット”を利用した壮大なプロジェクト。しかし、ある企業が突如ライバルとして介入してきて、事態は思わぬ展開にー。近未来を予見し、記録の本質と人間の欲望を鮮烈に描いた、衝撃のエンタメ長編。