小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

殉教者殉教者

出版社

講談社

発売日

2016年4月26日 発売

信じるもののため、不可能を超えた日本人がいたーー。キリシタン迫害の嵐が迫る江戸初期、徒歩と海路で5万3000キロを旅して聖地エルサレムに到達、ローマ法王に認められたペトロ・岐部・カスイは、死の危険を知りながら帰国し殉教した。苛烈な信仰に生きた男の生涯が荒廃した現代を照らす、著者渾身の書下ろし長篇小説。 1614年、2代将軍徳川秀忠がキリシタン禁教令を発布した。キリシタンへの迫害、拷問、殺戮が頻発し、岐部は殉教者の記録を集める。翌年、28歳の岐部はエスパニア人修道士と共に長崎から船出、40日の航海の後にマニラ港に着く。そこで入手した地図には、双六のように、マニラを振り出しに、マカオ、マラッカ、コーチン、ゴア、ポルトガルの要塞のあるホルムズ島、さらにペルシャ砂漠、シリア砂漠、遂にはエルサレムに到達する道筋がこまかく描かれていた。岐部は自らの信仰を強くすることと、イエスの苦難を追体験することを思い、胸を躍らせた。 ペトロ岐部は1587年に豊後の国東半島で生まれ、熱心なキリシタンの父母の元で育つ。13歳の時に一家は長崎に移り、岐部はセミナリオに入学を許される。ここでラテン語を習得し、聖地エルサレムと大都ローマを訪れることを強く決意する。 次に訪れたマカオでは差別に耐えながら志を貫き、何とか旅費を工面して、ミゲルと小西という二人の日本人とともに海路、インドのゴアに向かう。ゴアからローマに向かう船に乗る二人と別れた岐部は、水夫として働きながらホルムズ島に向い、そこからは駱駝の隊商で働き砂漠を通ってエルサレムを目指す。 1619年、岐部はついに聖地エルサレムの地を踏む。そこから徒歩で、イスタンブール、ベオグラード、ザグレブを経て、ヴェネツィアに。祖国を出て5年、岐部はついにローマにたどり着いた。海路で1万4500キロ、徒歩で3万8000キロ。乞食のような身なりの岐部に施しをしようとした神父が、流暢なラテン語で話す岐部に驚き、イエズス会の宿泊所に案内される。そこで岐部は、4日間にわたる試験を受け合格、イエズス会への入会を許された。 ローマとリスボンで2年間の修練を経て、帰国の許可を得た岐部は、キリシタン弾圧の荒れ狂う日本に向けて殉教の旅路についた。 信仰に生きた男の苛酷な生涯が荒廃した現代を照らす、著者渾身の書下ろし長篇小説。

小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ

クリスマスイブの夜、再び悪が目を覚ます。過去にロイミュードに操られ、犯罪を犯したものたちが次々と刑務所から脱獄。アメリカから帰国した詩島剛は、元特状課に合流し、事件解決に協力する。捜査を進めるなかで、明らかになる驚愕の真実。そして、剛が仮面ライダーマッハに変身することになったきっかけとは!? ロイミュードとの戦いを終えたのち、泊進ノ介たちと別れ、アメリカ大陸の美しい大自然の写真をとりながら、放浪していた詩島剛が日本に帰ってくる。 そんなおり、12月24日クリスマスイブの夜、再び悪が目を覚ます。 過去にロイミュードに操られ、犯罪を犯したものたちが次々と刑務所から脱獄。 剛は、元特状課のメンバーたちに合流し、事件解決に協力する。 捜査を進めるなかで、明らかになる驚愕の真実。 そして、剛が仮面ライダーマッハに変身することになったきっかけとは!? キャラクター紹介 プロローグ 【第1章】詩島剛はどこへ向かうのか 【第2章】怪物の子はなにを語るのか 【第3章】白い仮面ライダーはなぜ生まれたのか 【第4章】『私』は一体だれなのか 【第5章】マッハはどうやって音速を超えたのか エピローグ 公式『仮面ライダードライブ』全史

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