出版社 : 集英社
早瀬志津子の夫・亮介は、一流商社のエリート課長。関西の有名高校に通う一人息子の透。平凡だが幸せな家庭は、透が父親の車で人身事故を起こしたことから崩壊が始まるー。亮介は息子の身代わりとなって警察に自首するが、罪の意識を感じない透、息子のことしか考えない志津子に、亮介の心は変わってゆくー。現代社会の家族の在り方、親と子の絆を鮮烈に描く長編小説。
『ビラヴド』-忽然と現れた娘は名のった。逃亡奴隷のセスが、“愛されし者”との願いをこめて、自分が殺した娘のために彫ってもらった墓標と同じだった。壮大なスケールで描く愛と告白の物語。ピュリッツアー賞受賞作品。
千苑はフツーの高校2年生。でもB・Fの航がタレントだから、フツーのカップルにはない悩みごとが、イロイロあるのよね。たとえば、おっかけの女の子たち。航めあてに校門で待ってるのだけど、その前を彼と一緒に下校するなんて、ちょっとできないでしょ。「気にすんなよ」と航は言ってくれるけど、17歳のオトメ心を何と思ってるのよ。大好評『ツイン・ハート』シリーズ第4作。
「ともだち」から「すき」へ。苺子の心の中で、朝くんはいつのまにか大切な存在になっていたの。でも、彼の心は、同じ新聞部の夏実に傾いてしまって、苺子は伝えられない想いをかかえて、せつなくつらい…。夏から秋へ流れていく時の中で、恋敵の桜子と仲よしになったり、先輩華子の恋人の高久部長に心が揺れたりして、苺子がたどりついた結末は。『イヴたちへの伝言』完結編。
彩女の彼氏は数学の長沢先生。もちろん学校にはナイショのおつきあい。親友の結花や鳥海緒は心配するけれど、オトナの彼氏を持っているのが彩女には嬉しい。でも、ある日先生から高価でオトナっぽいプレゼントをもらって、ちょっぴり気が重くなる。彩女は本当は可愛いものが好きなのだ。そんな時、彩女はたまたま訪れた病院で、意外な人と再会し…。好評、学園恋愛ジャンクション第4弾。
実のパパに会いたかった。ママは「あなたのパパは妖精の王様よ」って言うけれど、そんな…。高2のあたしは恋の占い師、人呼んでロマンチック・モリカ。本名は成瀬森香。情に厚いマドカの応援で、あたしはようやく戸籍のパパ・中島さんに会うことができた。ところが中島さんは、戸籍だけで実のパパではなかった。そんなとき、六本木で菫色の瞳の君に出会った。なにか、運命を運じるわ!
せつなく、うれしい、ラブ・ストーリー。ニヒルにかまえた、黒い笑いの物語。心がポカポカ、なつかしいメルヘンたち。想像力が銀河をめぐる、SFファンタジー。たった2〜3ページのなかに、あらゆる世界がつめこまれた、ショート・ショートたち。雑誌『COBALT』に寄せられた読者の傑作、78編を集大成。
県立松原高校に入学した島崎美香。迷わず野球部に入った。もちろん、女子マネとしてだけどね。というのも美香の父さん、この野球部では伝説の大先輩。母さんとのなれそめも、父のホームランが縁だったらしいの。でも今の野球部ときたら主将の浅田以外は「?」の人ばかり。同期の裕太にしても、ソフトボール部の白川瞳におネツみたいだし…。「めざせ甲子園!」美香の活躍が始まった。
刑務所から出所した日向政一を待ちかまえていたのは、美青年花村千次。美術商の父をヤクザに殺されたため、ニューヨークから帰国。百万円の手付金で日向こと“ヒグマ”に「殺し屋」入門。標的は巨大組織三星会組長。日向は殺し屋レッスンの第一章として、なぜか花村を自分の愛人美樹のマンションに連れてゆくー。ユーモラスに展開する異色のハードボイルド長編小説。
田尾庸平、33歳。身長163センチ、体重75キロ、出っ歯、出っ腹、短足、ガニ股、典型的原日本人的体型。無芸大食、小さな広告代理店のCMディレクター。無類のグルメ・アイディアマンで、次々と企画を連発。その結果、大手の太陽新聞社の事業部社員にスカウトされて…。サラリーマン田尾庸平の、痛快ぶりを描くグルメ出世小説。
校庭のフェンスを越えてボールが飛びこんだ先は、幽霊屋敷。つっぱり良子が、こわごわ忍びこむと、で、出たぁーめまいがしそうな美少年。名前は、片山譲。良子、彼にセマられちゃったりして、学校に戻ってみると、彼はなんと五年前に死んでたって話。死因は階段をころげおちて、打ちどころが悪かったとのこと。でも、ヤツ、丈夫そうだったし、それが本当の死因とは思えんけどなあ…。