出版社 : 集英社
刻一刻と迫る危機!事故?不祥事?スキャンダル?陰謀?ノンキャリア副署長、絶体絶命!予測不能の24時間!デビュー25周年真保裕一の新境地!!分刻みノンストップ・ミステリー!
50代の作家、安芸隆之は、着物デザイナーで夫と子どものいる浅見抄子に出会い恋に落ちる。失われつつある日本の美しさを求めて、ふたりは早春の熱海、春の吉野、秋の奈良、冬の阿寒、摩周を旅する。旅路の果て、北国の別荘で、降りしきる雪に閉じ込められたふたりは…。互いを思いやる心が切ない大人の純愛小説。
西洋と東洋の芸術を融合し、新しい陶芸の世界を切り拓いたイギリス人陶芸家バーナード・リーチ。日本を愛し日本に愛されたその半生を二代にわたり弟子となった名も無き父子の視点から描く感動長編。
王が女神の怒りをかったときに現れると言い伝えられている「女神の狗」が出たと報せがあった。マーキス王国に呼び戻された遊馬は現代法医学の知識を使って、城下で起きた不審死事件を調べることに…!?
花月香房からも、香乃の前からも姿を消してしまった雪弥。雪弥の気持ちを想像し、積極的に動くことも出来ずに落ち込む香乃だったけれど、雪弥の行動には、彼の過去が影を落としていることを知り…!?
卯ノ花家に、月一族の血を引く少女・彩芽がやってきた。お母さんを亡くした上、月一族の秘密を知らされ混乱する彩芽を元気づけるため、若葉たちが作った料理とは…? せつなくてあったかい家族の物語。
女子高生の百は、双子の弟そっくりの男っぽい外見を気にしている。ある日新しいケーキ屋さんを見つけるが、若い男性店主はなぜか百に冷たい。どうやらそこは「男性限定パティスリー」らしく…!?
このミス大賞優秀賞受賞作家・友井羊が集英社文庫初登場! 吃音があって引っ込み思案の女子高生、菓奈が周囲の事件に絶妙の推理力を発揮。お菓子作りの科学を利用したミステリー。(解説/青柳碧人)
航空自衛隊でファイターパイロットの仮想敵として恐れられた浜名が異動を言い渡された先は、ブルーインパルスだった。ある者は魅せるため、ある者は救うため、ある者は教えるため、それぞれの空を飛ぶ!
恋愛経験ゼロ。冴えない理系大学院生の森は、ある日突然恋に落ちたーー。 相手は、卒業研究をするため研究室にきた、黒髪メガネの年下リケジョ・羽生さん。 ところが、好みド直球な彼女にはある重大な秘密が! 妄想と現実に身悶えながら、あの手この手でアプローチを仕掛けるが、ひたすら空回り。 それでも諦めきれない……。 どこまでも不器用で、思わず応援したくなる、歯がゆさ満載の青春ストーリー!(解説/吉田伸子)
警視庁に新設された特別捜査支援室。暴対からきた小向がそこで出会ったのは、嗅覚が異常に発達した男、華岡だった。FBI帰り、何でも匂いで事件を解決するという彼の奇想天外な捜査がいま始まる。
ひょんなことから猫になった旗本の息子、宗太郎は、人の姿に戻るため日々善行を積む。道ならぬ恋をする男女の手助けをと思いきや、自らの許婚が登場して──。大人気「猫の手屋シリーズ」第三弾。
東京・上野の博覧会に黄金の仮面をつけた怪盗が出没! 不気味な笑い声、めくれ上がった唇からしたたり落ちる血。その意外な正体とは!? 乱歩の最高傑作。(解説/東山彰良 年代記(クロニクル)/平山雄一)
ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第17回配本となる第9巻『個人と国家』は、「祖国とは何か?」「個人の自由とは?」といった、今この時代にこそ問いかけるべきテーマを、戦争文学のみならず、幅広いジャンルから選りすぐった傑作全12編収録。 ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] この巻には、困った。どうしても「戦争」に関わらないと、このテーマの作品選定は苦しい。 ところが弊社には、「戦争と文学」という85周年記念企画があり、予測されたとおり、野坂昭如「火垂るの墓」と結城昌治「従軍免脱」の2作品が、「戦争と文学」とかぶってしまった。 誰が選んでも傑作は傑作、ということであろうか。 編集委員の方々と相談して作品を変更した。 他の巻では武田泰淳「ひかりごけ」がかぶった。憮然たる想いである。 [収録作] 【長編】 伴野朗「三十三時間」 胡桃沢耕史「ぼくの小さな祖国」 【短編】 野坂昭如「捕虜と女の子」 結城昌治「司令官逃避」 城山三郎「草原の敵」 筒井康隆「関節話法」 西木正明「ケープタウンから来た手紙」 大沢在昌「ダックのルール」 【掌編】 渡辺温「兵隊の死」 吉行淳之介「鮭ぞうすい製造法」 五木寛之「カーセックスの怪」 かんべむさし「弾丸」 ◇解説/北方謙三 解題/北上次郎
バレー部、軟式テニス部、陸上部、柔道部、釣り部……。それぞれの悩みを抱えながら部活に打ち込み、時にチームメイトとぶつかり、時に恋に揺れ動く高校生たちのまぶしい青春の日々を描く連作短編集。
妻と部下である若い愛人、そして長年思い続けてきた末に結ばれた友人の妹。三人の女性たちそれぞれの愛に溺れ翻弄される、中年の建築家・伊織の快楽と懊悩の行き着く果てとは。解説は高樹のぶ子。
生類憐れみの令により、犬公方とも呼ばれた五代将軍・徳川綱吉。だが、一方で綱吉は、徳川幕府の礎となる文治政治を推し進めた名君ともいわれている。その知られざる劇的な生涯を描いた傑作長編小説。
「禁断の絵」を守る成瀬家から問題の絵が盗まれ、何者かによって異人館画廊に持ち込まれた。同時期、次期当主の雪江が遺体で発見されるが、容疑者の男が千景の誘拐事件の関係者とわかり……!?