出版社 : KADOKAWA
可愛い嫁の笑顔のため、荒れ果てた領地を改革&防衛! 伯爵家の五男に転生したアインは、婿入りして公爵になることに。 だけど結婚相手のレイラは口も利いてくれず、領地は戦争でボロボロ!? それでもアインは前世の知識と巧みな人心掌握で、農業や経済を立て直して領地を復興していく! それを見た家臣の忠誠度は急上昇、レイラとも心を通わせていきーー!? そんなアインに王家との政争と他の貴族による侵略という危機が迫る。 大切なレイラと領地を守るため、アインは家臣を率いて立ち向かう!
配信魔法により、タブレットという魔道具で騎士団や魔法団の活躍が見られるようになった世界。 視聴者たちは、画面の中で活躍する騎士や魔法師にギフトを贈るようになり、それは「推し活」と呼ばれた。 主人公のロジェは、地位や名誉、生活環境や食生活にまったく興味がない万年F級冒険者。 唯一の生きる糧が、「通りすがりの冒険者」の別名で行う、「白蘭魔法師団」の新人魔法師エルルへの推し活だった。 『通りすがりの冒険者さん。ありがとうございます。ギフト開けますね』 「うぉぉぉぉおおおお!! 名前を呼ばれたぁぁぁああああ!!」 ロジェがエルルに贈るのは、白龍の爪から削り出した櫛や、水の精霊石の小瓶に入れた化粧水などの、伝説級のレア素材を使った一点ものばかり。 その貴重さを知ったエルルは、「通りすがりの冒険者」に興味を持ち、会いたいと思うようになるが……。 推しのお礼に絶頂失神! 推しこそが我が人生! 第一章 推し活に生きる男 / 第二章 魔王の気配 / 第三章 帝国の影 / エピローグ
浮気したクズな婚約者を捨て、『北の怪物』と恐れられている辺境伯に結婚を申し込んだナタリー。契約から始まった二人だったけれど、ケヴィンの不器用だけれど誠実な優しさに、お互いの距離は徐々に近づいていってーー。 一方、想像以上に悪い財政状況の辺境伯領を救うべく、運河建設に奔走する彼女だったが……立ちはだかるのは、地元住民の強い抵抗。さらに、辺境伯領を窮地に追い込む、巨大な陰謀も彼らに迫ってきて!? 浮気された令嬢を待っていたのは…辺境伯の不器用な溺愛でした!
「誰にでも優しいわけじゃない。君だからだ」 公爵令嬢のエディスに転生した恵茉は、騎士団長のグリフレットに惹かれていた。 この世界で大切な人は作らないとそう固く心に決めていたのに…… 彼女にはこれ以上は好きになれない理由があったーー エディスとして生きられるのは、1年という期限付き。 未練を残さないように過ごしていたが、 日に日に禁じていた思いが溢れていく…… しかし彼女は別れを決断しーー 「愛している、さようなら」 ふたりを分かつ運命は変えられるのかーー!? 甘くも切ないラブストーリー!
死刑を回避すべくエディスの代わりとしてこの世界で生きる恵茉。 想いを寄せていた騎士団長のグリフレットとは すれ違いもあったが、幸せな日々を過ごしていた。 「未練を残さないようにーー」 そう心に決めていた彼女だったが、 余命が迫るにつれ芽生えるのは「もっと生きたい」という願い。 しかし、無情にも余命の期限は刻々と近づいてーー。 「俺はお前を絶対に失いたくない!」 そんなとき生き続けられる可能性が……。 そのためには“ある代償”を払わなければならなかった! 果たして恵茉とグリフレットの運命はーー! 甘く切ない期限付きラブストーリーがついに完結!
サバトの内戦はレミ率いる労働者議会の勝利に終わった。レミはそのままオースティンとの停戦協定を締結、サバト領内は一時的な平穏を取り戻す。しかしレミの語る理想に危機感を覚えるトウリはセドルやアーニャを連れてオースティン領へ帰還する。ヴェルディやケイルら旧友たちと再会を果たす中、トウリはとある少女と出会う。彼女の名はリナリー・ロウ、ロドリーの実の妹だった。だが彼女はかつて北部決戦時に奇襲戦争をしかけてきたフラメール軍に家族を皆殺しにされ、その復讐のみを糧に生きていた。憎しみに囚われるリナリーを見かねたトウリは義理の姉として彼女のことを気にかけるのだがーー。
没落寸前の伯爵家令嬢ルナリア・クリーチェは、皇帝陛下の花嫁候補に失敗し、陛下直々に選んでいただいた相手と結婚することに。相手はレーヴェ・フィオレイス、陛下の幼馴染みの神官長様だ。神獣ヴェルニアの血を引くという家系に生まれ人前に顔を見せず神秘に包まれている方だ。広大な湖の上に建つ大神殿の奥にある神官家へ嫁いだルナリアは、「一度輿入れしたらもう逃げられないからね」と美しい笑顔でレーヴェに告げられる。神官家を継ぐ者は、結婚まで女性との同衾を許されず禁欲を強いられるため、妻となる者はその欲望を一身に受け止めないといけないのだという。迎えた初夜ーー妻が可愛すぎて興奮しすぎたレーヴェ様から血に混じる神の力が溢れ出し、耳と九本の尻尾が生えてきて!? 童貞を拗らせすぎて新妻が可愛くて仕方ない耳尻尾付きの旦那様に昼も夜も愛されちゃう新婚ラブ!
エルヴェーラ・オーレンは公爵令嬢だが、騎士団第二部隊隊長ヨル・メルタの補佐官をしている。二年前の魔物討伐の際、魔力切れを起こした彼の暴発を抑えるために体を重ねて以来、二人は体の関係を続けている。だが、ヨルは自他ともに認める独身主義で、身分差のある彼との関係に未来はないと思っていた。そんな中、エルヴェーラは実家の事情で急遽退団し、公爵家の領地に戻ることになり、ヨルには何も告げず王都を去る。そして彼女は公爵家当主になることが決定し、婿を取ることを求められる。一方、ヨルは密かに思っていたエルヴェーラの突然の退団、そして結婚相手を募集するとの噂を聞き大いに焦っていた。そしてある策に出るのだが……。互いに想いを口にするのが下手な二人が織りなす体から始まるラブ協奏曲!
帝都の辺境領のさらに奥地でひっそりと暮らしていた辺境伯の八男ベルラン・セイレスト。辺境領には野生竜の群生地があり、一族は彼らと共存することで繁栄していた。竜にまつわる希少なスキルを所持しているベルランはーー実は、転生者で前世はペット用品の製造販売を行っている会社の営業職だった。『竜の守護者』として生きる宿命を背負って将来も期待されていたが、密猟者から保護した幼竜がベルランを自分の主人としたため、その幼竜を騎竜として育て、竜騎士として生きることに。帝都の上級学院の騎士学科に編入するが、何らかの理由で竜を粗末に扱う同室のリリオーネと早々に喧嘩勃発してしまい!?
ゲームの育成マニアだった主人公は、自分が乙女ゲームの当て馬の陰気キャラ・ミカに転生したことに気づく。周囲から疎まれて育ち、挙句に魔王覚醒に巻き込まれて死ぬなんてまっぴらだと、前世の知識を生かして環境を変えたところ、美少女ばりの美形だったことが発覚! すると攻略キャラの義理の兄から執着される羽目に!? 避けるはずだった学園にも通うことになるが、破滅フラグを回避するために魔法の特訓をしていると、ラスボスと急接近! とある事情で二重人格になったラスボスのそれぞれと、はみ出し者同士親交を深めるようになるが…!?
王城メイドのクロエはとんでもない場面を目撃してしまう。まさかあの堅物宰相・ジークフリートが、私のメイド服でシてるなんてーー。「昔からメイドにしか興奮しないのだ!」って、ドヤ顔で言うことじゃないですよ! どうしよう、この人変態だ! 思いがけず国家機密を知ってしまったクロエだったが、なぜか熱烈にロックオンされて契約結婚することに。初夜も全裸待機で気合十分☆いやいや本当に勘弁してくださいっ……ってあれ? なんで私の身体も熱くなってるのーー? 性癖暴走☆ヘンタイ宰相×ドン引きメイドの、異世界新婚生活ラブコメディ♪
その頑固さゆえに新卒で勤めた会社を早々に辞めた新島翡翠は、親友の玉置緑から喫茶店経営の相談を受ける。 自分たちのこれからの未来を想像したその日、彼らは「悪魔憑き」の出現に巻き込まれてしまう。 目の前で親友を失った翡翠の前に悪魔のアスタロトが現われ、協力すれば友人を救うことができ、 さらに「悪魔憑き」への復讐が出来ると告げられる。翡翠の決断はーー。
就職難の貧乏騎士アウグストは借金返済のため、高額報酬である「死体回収人」の護衛に飛びついた。 しかし雇い主は、危険な案件ばかりを呼び込む銀髪の美少女でーー!? 「……何かがおかしい」 この死体は本当にモンスターに殺されたのだろうか? 死体を運ぶだけのはずが、行く先々で不可解な事件が巻き起こる!
特集一 この世界にはムーミンがいる だれもが知っている、フィンランド生まれの愛すべきキャラクター。2025年は小説の第1作刊行から80年。でも、ムーミンっていったい何者? 妖怪でも妖精でもない、不思議な「ムーミントロールという生きもの」。ムーミンと仲間たちのいる世界には、不思議な〈おばけ〉たちも暮らしている。ムーミンたちは自由で、多様で、不思議で、ときどき怖い目にも遭って、日々を生きている。そんな世界の魅力を記念すべき年の締めくくりにお届け。 寄稿:萩原まみ「ムーミントロールとは何者なのか」 シリーズ書籍ガイド 寄稿:横川浩子 キャラクターガイド エッセイ:「私が語りたい このムーミンキャラクター」 あさのあつこ、藤野恵美、堀江敏幸、森絵都、森下圭子 寄稿:中丸禎子「千年前は毛むくじゃら!? 二十世紀フィンランドで生まれた新しいトロルのこと」 寄稿:杉江松恋「ムーミントロールの還る場所はどこか」 トーベとムーミン年譜 ルポ:ムーミンバレーパーク med はおまりこ ブックガイド:杉江松恋 グラビア:トーベのムーミンアート 特集二 澤村伊智十周年 『ぼぎわんが、来る』の鮮烈なデビューから十年、今も〈恐怖の最前線〉を走り続けている澤村伊智。様々なメディアミックスで話題を呼び、多くの読者に愛される「比嘉姉妹」シリーズを中心に、どの作品も怪異の奥からにじみ出る「人間」を炙り出し、読む者の心をえぐり、深い余韻を残す。常に挑戦し続ける彼は、この先、どこに向かうのか。その実像に迫る。今号では「比嘉姉妹」シリーズの最新作『ざんどぅまの影』の第一章も特別掲載、ご注目を! 対談:京極夏彦×澤村伊智 ガイド:朝宮運河 澤村伊智全作品ブックガイド 著者コメント付き 寄稿:「十周年へのエール」 宮部みゆき、辻村深月、東雅夫 ロングインタビュー:澤村伊智 with 担当編集者 ガイド:澤村伊智を作った十作 ◆特集のほか連載など多数 特別寄稿:荒俣宏「紀田順一郎氏を偲ぶーー昭和の“黒船”と「幻想怪奇」開化」 小説:小川洋子(新連載)、小野不由美、山白朝子、澤村伊智 漫画:諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 論考・エッセイ:東 雅夫(新連載)、村上健司×多田克己 怪談実話:加門七海、松村進吉、岩城裕明、満茶乃 グラビア:孳々、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、怪食巡礼 情報コーナー:小松和彦(文化勲章受章)、恒川光太郎×綿原 芹(『幽民奇聞』『うたかたの娘』)、近藤ようこ(『家守綺譚』)、有栖川有栖(『濱地健三郎の奇かる事件簿』)、花房観音(『怪談ルポ 死の名所を歩く』)、岡崎隼人(『書店怪談』)、丸田祥三(『廃線だけ 昭和の棄景』『廃線だけ 平成・令和の棄景』)、樫永真佐夫(『変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館』)、藤川 Q(化け通 『SILENT HILL f』) etc.…
「猿がいる」と言い出した同居人。 かすかに感じる、妙な気配。 曾祖母の遺産相続。 胸に湧き上がる不安。 岡山県山中の限界集落。 よく判らない違和感ーー。 ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だがーー。 怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。
【ドラマ化原作小説!】 「私は息子だから、あなたに人間らしくあってほしいと思うのです。それが、ほんとうに本心なのですか」 任官8年目の裁判官・安堂清春は、抜群の記憶力を持つものの、極度の偏食で、感覚過敏、落ち着きがなく、人の気持ちが分からない。そんな発達障害の特性に悩みながら、日々裁判に向き合っている。7千万円を盗み起訴された女性銀行員が囁いた一言、飼い犬殺害事件に潜むかすかな違和感。彼はわずかな手がかりから、事件の真相を明らかにしていく。そんな中に現れた、冤罪を訴える男。殺人罪で服役していた彼を誰も相手にしないが、安堂はなぜか気にかかり……。その再審裁判で証人として出廷したのは、検察ナンバー3の地位にいる、安堂の父だった。衝撃と感涙のラストが待ち受ける、逆転の法廷ミステリ!
大沢在昌氏、賞賛!! 「やりすぎだろ、増島。」 関西を拠点とする日本最大の暴力団・游永会。その最大派閥の若頭・瀬良は、兄弟分の森山とクーデターを画策する。それは、かつて「骸」と恐れられた元殺し屋・巌が率いる巌組と游永会の抗争激化を煽り、その混乱の中で両組織のトップを殺害するというもの。しかし瀬良たちが動き出す直前、巌は游永会組員を自発的に襲い始める。巌を抗争に向かわせる手間が省けたと喜び、これを利用しようとする瀬良と森山だったが、巌は二人の想定を遥かに超えた“化物”だった......。 小説すばる新人賞受賞の新鋭が放つ、制御不能の極道エンターテインメント!
思いやりと気配りで、生徒からも教職員からも大人気だった篠原先生がーー学校の屋上から飛び降りて死んだ。誰にでも分け隔てなく優しかったはずの篠原先生から、ただひとり「いじめ」を受けていた中学二年生の満島紗枝は、どうしても納得がいかない。 --絶対に、自殺じゃない。 篠原先生を崇拝していた下級生の茉莉花と共に、紗枝は先生を死に追いやった真犯人を探す。二人の前に、次々と明らかになっていく聖職者の真実とは……。 「善い先生」「正しい学校」「楽しいクラスメイト」 全部全部嫌いな、あなたのための学園ミステリ
有罪判決を受け警察官を辞め、探偵の手伝いをするようになった麻生龍太郎。温泉芸者として流転の生活を送っているという元妻を探して、初雪がちらつくなか、麻生は新潟の山間の温泉町にやって来た。寂れた温泉街で聞き込みを始めた矢先、この町の有力者から資金を受けていたという男が失踪し、直後、宿の女将が何者かに殴られ重傷を負った。この町で何が起きているのか? そして、動揺する麻生の前に、妻を連れ去った男ーー山内練が現れた……。 『RIKO』、『聖なる黒夜』から連なる麻生龍太郎シリーズ、23年ぶりの長編刊行! 2026年12月頃、続編刊行予定。 著者作家生活30周年記念作品。
新たな仲間アクアを迎えたタビトたち。旅をするほど成長するガイドマップには、チェックポイントを巡ると賞品がもらえる『スタンプラリー』の機能が追加! そこに示された賞品は、見つければ偉大な魔法使いになるとされる『大賢者エルミラの魔導書』だった……! 目指すは、水路の青と建物の白が異国情緒溢れる、水の都リヴァーナ! まったり観光をしつつ、魔導書の力があればタビトの記憶も取り戻せちゃったり? さらに、ガイドマップのスキルは街にお宝の眠る隠しダンジョンがあると指し示して……!? 釣りに、写真に、魔導書店巡りに……モフモフな仲間も加わって、謎解きだってガイドマップがあればお手の物! 異世界トラベルファンタジー!