小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

荒城に白百合ありて(1)荒城に白百合ありて(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年11月21日 発売

森名幸子から見て、母の鏡子は完璧な会津婦人だった。江戸で生まれ育った母は教養高く、武芸にも秀でており、幸子の誇りで憧れだった。  薩長軍が城下に迫り、白装束を差し出して幸子に自害を迫った時も、母の仮面が崩れる事はなかった。しかし、自害の直前に老僕が差し出した一通の手紙が、母の、そして幸子の運命を大きく変えた。手紙から視線を外し、再び幸子を見た母は、いつもの母とは違うものに変わってしまっていた。その視線を見て、幸子は悟った。  --母は、この美しい人は、いまこの瞬間、はじめて私を「見た」のだ、と。  薩摩藩士の青年・岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に燃え盛る江戸の町でひとりさ迷い歩く、美しい少女と出会う。あやかしのような彼女は聞いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていてーー。  稀代のストーリーテラーが放つ、幕末悲劇、いま開幕。

高校事変 IV(4)高校事変 IV(4)

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年11月21日 発売

スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。 現場近くに不可解な痕跡が残されていたことから、警視庁公安部は半グレ連合の元リーダーを父に持つ優莉結衣への監視をいっそう強める。 結衣は過酷な幼少期をともに生き抜いた弟の汚名をそそぐため、かつて父の組織と敵対していた半グレ集団「パグェ」のアジトに乗り込む。 恐怖と暴力が支配する夜の校舎で、強大な敵との命をかけた戦いが始まる。 【週間・月間ランキング1位獲得多数!】(2019年11月時点) 『高校事変』 紀伊國屋書店 電子書籍(小説・文芸)週間ランキング(5/25〜31) BOOK WALKER 電子書籍(サスペンス)週間ランキング2週連続(5/25、6/1) 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング3週連続(5/20〜26、5/27〜6/2、6/3〜9) 『高校事変II』 honto電子書籍(推理・ミステリー)週間ランキング(7/29) 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング(7/29〜8/4) 『高校事変III』 楽天Kobo(ミステリー・サスペンス)週間ランキング(9/30〜10/6) 【コミック化決定!】 「ヤングエース」2月号(2020年1月4日発売)よりコミック版連載開始 (漫画:オオイシヒロト)

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP