出版社 : KADOKAWA
職業も年齢も異なる5人の男女が監禁された。その場所は地上100メートルに浮かぶ船の中!警察による規格外の救出作戦は成功するか?そしてすべてを見越していた犯人の悪魔的計画とは?(「天国へ向かう船」)リゾート地でありながら基地の島でもあるアメリカ準州のグアムでは、日本では想像もできない事件が発生する。そんな謎の数々に日系人3世代探偵・ゲンゾー、デニス、レイが挑む、全5話収録の傑作ミステリ短編集!
母に捨てられた少年・宏助が知り合ったのは、謎多き中年画家・ローレンだった。宏助は彼を慕っていたが、やがてローレンは姿を消し生死不明となってしまう。 大学生になった宏助のもとに、ローレンから「自分の絵を売ってほしい」と手紙が来る。絵を売るため個展を開催する宏助だが、そこで「ローレンは人殺しだ」という噂を聞く。宏助は、個展の客・雪子と一緒に真相を探り始める。雪子もまた、ローレンと関わりがあった親友・杏奈の行方を捜していた。 過去と現在がつながったときに見えてきた、ローレンの美しい絵の中に秘められていた真実とはーー!? 親の愛情を失った子供、孤独な女子高生、子供のいない夫婦。ローレンを通して人々は『家族』という形に集約されていくーーそれぞれの愛が心に迫る感動作。
かつては帝庁にその人ありと謳われた有能な若手魔導師。 現在は不労所得を原資に、趣味に邁進する怠惰な地方領主。 ーーその名は、リュウ・クレソン。 教え子達が持ち込んだ無理難題を解決し、再び悠々自適な生活に戻っていたリュウ。 そんな彼の元を、クルーエルの秘書にしてかつての後輩、ヘレーネが訪れる。 聞けば、イルミーナ、ラピス、パテルの3人で立ち上げた航空輸送事業に関わる仕事でクルーエルが忙殺されており、最終的に全てへレーネに任されることになったのだという。 そこで「先輩が3人をほっぽり出して辞めたのが悪いんです!」という暴論をひっさげ、問題解決の依頼に来たというのだが……。 「先輩、働かずに食べるご飯は美味しいですか?」 「逆に、働くと疲れちゃって味覚鈍らない?」 それでも絶対に働かない! 不労所得で自由に生きたい全ての人に捧げる禁労系ファンタジー第二弾!
姪である双子の娘達と一緒に観光旅行中の元騎士団長エイス。ある日、滞在中の街でエイスとユーリエは翠玉竜の捜索依頼に出かけ、リーリエは冒険者ギルドで留守番をすることに。だが、そんなリーリエのもとに迷信だったはずの「白羽の矢」が立ち、水神様の生贄に選ばれてしまう。そして深夜、リーリエの前に水神様が連れていると言われる従者そっくりの怪しい出で立ちをした者達が現われ襲撃を受けてー!?愛する娘のピンチを、エイスは護ることが出来るのか!?
ゼナから、強くなる方法を教えて欲しいと乞われたサトゥー。仲間達も手を貸し、周囲の探索者達が驚愕するようなスパルタメニューによる育成がスタートする! そんな中、一行が叙勲のため王都に向かう日が迫り……。
眷属化した魔物も加わって自給自足は順調……すぎた! 食べきれない食糧を活かすため、真一は炒飯の屋台を出すことに。早速やってきたのはーー食い逃げ少女? と思いきや、パーティ加盟を希望する女忍者で……。
前世の恋人フランセスカを救い出し、二人目の嫁をゲットしたラルフ。順風満帆と思いきや、世界を統べていた大魔王の力が何者かに封印されてしまい、反乱が発生! ラルフは劣勢な大魔王側につくことを決断しーー!?
女神のお陰で貴族に転生! 順調のはずがーー貰ったスキル【毒素分解EX】が地味すぎて、家では馬鹿にされる日々……。 しかしある時、そのスキルで魔物の魔石を食べて能力を吸収できること、自分が隣国の王子であることを知らされる! 王城で待っていたのは、豊富な魔石で実験・訓練し、最強の力を引き出してくれる環境でーー遂には、伝説の魔物デュラハンの能力まで我が物に! 積極的な許嫁やドジっ子女騎士に囲まれ、少年が「王」になるための新生活が始まる!!
四天王最後の一人・死皇シルシュトを倒すべく、聖哉達は砂の町に向かうことに。そこで出会ったのは「向こう見ず」な聖哉でーーってどういうこと!? 魔王との最終決戦迫る! イクスフォリア編クライマックス!
竜の子・ハクを仲間に加えたタロウ一行は、ポヘタの旅を満喫していた。だが王国の腐敗は限界を超え、真竜の加護が消失してしまう!? 魔物たちが国へと殺到する中、タロウは、英雄たちから受け継いだ力を発揮する!
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、 力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、 「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、 どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、 シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、 そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていくーー。 『小説家になろう』の超人気作が、加筆修正の上、待望の単行本化!
双子の天使族、 スアルリウ・スアルコウ 大樹の村に再びやってきたキアービットに同行してきたのは、 双子の天使族であるスアルリウとスアルコウ。 彼女たちを加えてもあまり変化のない村の生活!? 畑を耕し、魔物も耕し、村の拡張はのんびり進行中です! 異世界で農業を切り拓く、スローライフ・ファンタジー第四弾!! 月刊[ドラゴンエイジ]にてコミカライズ好評連載中! (作画:剣康之/原作:内藤騎之介/キャラクター原案:やすも)
リエンツの街を襲った最大級の脅威は去った。 暴走は防がれ、街に再び平穏が訪れた……と思いきや!? 人生の節目として結婚報告をするべく、エルザたちの両親の元を訪れたジンたち。 そこに現れた、見たこともない異種族の集団。 彼らの正体は!? そしてジンたちは果たして無事に結婚できるのか!? 大人気ファンタジーノベル、感動の大団円!!
繁栄を謳歌していたはずの人類は、1999年のカマキラスに始まる“怪獣”の襲来により、生存を脅かされ始める。長い戦いの末、辛くも勝利をおさめた…のもつかの間、最大の生ける絶望、ゴジラが出現し、人類は絶滅寸前となって地球を棄てる。しかしただ一人、故郷奪還の志を抱く者がいた。彼=ハルオと、仲間たちはゴジラが支配する2万年後の地球に降り立つがーアニメ映画版GODZILLA、待望の完全ノベライズ!!
のほほんと生きる金満寺の次男・春馬は 金に汚く横暴な住職代行の兄に寺の無理難題をふっかけられがち。 今日も今日とて、古い墓石の身元を探している。 手がかりは石に刻まれたたった数文字の戒名だけ!? しかし、春馬には同じ高校に通う『戒名探偵』--外場(そとば)薫という切り札があった。 なぜか仏教に異様に詳しい彼は、この日も墓石の写真を見ただけで すらすらと身元を言い当てるのだ。 有力檀家のルーツ探しに、仏教界びっくりドッキリイメージアップ大作戦! 謎が謎を呼ぶ、巨大コンテンツメーカー創始者の生前戒名を巡る骨肉の遺産争い…… 知れば知るほど面白い仏教の世界の謎を、外場=卒塔婆くんが解き明かす!
都立浅川高校吹奏楽部の顧問三田村、通称ミタセン。教師らしくない言動で部をかきまわすが、類まれな音楽センスを発揮し、赴任してすぐに部を東京都大会金賞に導いた。新学期を迎え、さらなる飛躍を目指す浅高吹部だったが、突如マーチングに挑戦することに。青天の霹靂だった部員たちは戸惑い、ミタセンはやりたくないと駄々をこねる。マーチングを積極的にやろうとしているのはどうやら新副顧問、嘉門先生らしい。次第に座奏組VSマーチング組の構図が生まれ……。
身を挺して少女を救おうとした元警察官の過去、親の認知症に悩むサラリーマンの決意、子を亡くした親と死者を「忘れる」ということ…。いつだって、人は誰かを思いながら、この世からあの世に渡っていく。車の姿になって久しい速人も、現世に妻と娘を残してきている。しかし、その存在を咄嗟に思い出せないことが増えてきていた。そんな自分にとまどいを隠せない速人。一方、「この世」に残された妻・美里のもとへは、なぜか夫の名が「新郎」欄に書かれた結婚式の招待状が届いていたー。面白うてやがて涙ホロリの魂救済ストーリー。
「あなた、ひとですか?」 「ひとのこころ、ありますか?」 ベッド上にひとつの”かたまり”として横たわり続けるきーちゃんと、その思念の涯てなき広がりから、ニッポンに巣くう底知れぬ差別、良識をきどった悪意や”浄化”と排除の衝動を射貫く。 「にんげん」現象の今日的破綻と狂気を正視し、この世に蠢く殺意と愛の相克を活写。実際の障がい者19人殺害事件に想を得た、〈存在と無〉の究極を照らしぬく衝撃の傑作! 1 プロローグ 夢/マスカットグリーンの膜/わたしはなぜここに在るのか/絶滅危惧種でもないのに 2 わたしの〈無慾顔貌〉について/わたしはなにか。なにから生まれたか。なんのために。なにをしに生まれてきたか。なぜここにこうして在るのか 3 〈設問〉 ほんとうは正気のにんげんが狂ったふりをするのと、じっさいには狂ったひとが正気のふりをするのと、どちらがむずかしいか? 4 わたしの痛み/脳内のオーロラとスノーノイズ/痛みを消してくれるなら全人類を敵にまわしてもいいとおもうこと 5 赤い服のおんなと小さなひと/〈まさりおとり〉とはなんだろうか/さとくんのただならぬ視線について 6 さとくんの気分/サルスベリのこと/死刑のこと/カフェ「ティシナ」にて/赤いおんなとの奇妙なやりとり 7 赤いおんなの怒り/目のなかの目/その目の奥の夜と靄/どうしようもないビニール紐やイエユウレイグモについて 8 イメージ/ゲンジツ/顔/ことば/殺人/聖性/戯画……について 9 園はひきつづき未然/木造幽霊船にて/在るじゃなくて在られるじゃないのかな/ヘレナモルフォになりたいな 10 さとくんの学習とちょっとした変化/こころざしについて/「ひととして生きている意味」をかんがえること 11 ある暗所にて/円筒形の巨大水槽をかこむ/みんなで〈カタアシヒゲシビレビト〉などをみること/すべて〈のようなもの〉ではないか 12 さとくんの発心〈世の中をよくするために貢献したい〉〈そのためにどうすればいいか……〉 13 あたしの割れと派生/さらされること/弄ふことなど 14 あかぎあかえの登場/モグラ塚/被曝/あらゆる特徴が特徴たりえなくなった時代の道をあるくこと 15 大津波/遁走/カラスの大量死/身ぶり顔つきは、すでにそうされたことの無意識の再演であること/あかぎあかえが赤いおんなと番うまでの話 16 陰ひなたのないさとくんの〈自己犠牲心〉について/紙芝居でがんばる/「食わず女房」に入れこむこと 17 あかぎあかえのとりとめのない回想/さまざまな焼身自殺のこと/ベトナム・大津波・皇居前/みなれたものが「真実」なのであり、みなれぬものは「奇」なのだ 18 無ー所(nowhere)をゆくきーちゃんの意外にすっきりした心象/ムカシトンボ・ミズカマキリ・アサギマダラなどをみること 19 続・きーちゃんのとめどない心象/正気もヘチマもありゃしない/脱走者/森/深海 …・・・・(つづく)