出版社 : KADOKAWA
後期最大の青春行事、林間学校を楽しみにしていたアレンだったが、待ち受けていたのは鬼教官と化したゴドルフェンが課す軍事訓練さながらのミッションだった! 大量の物資を山頂まで運ぶ、城塞を作る、軍隊相手に持ちこたえる、と、次々と無理難題を突きつけられたアレンは、お楽しみを台無しにされてブチ切れた結果、知識、知恵、魔法……とクラスメイトの技能を極限まで使い倒しながら、教官たちの想像の上を行く結果を出して鼻を明かすことを決意し……?
ついにNWOのラスボス・魔王に挑むことになったメイプル。ライバルギルドも全面協力してくれることになり、攻略情報ももらって準備バッチリで共同戦線……のはずが、現れたのは誰も見たことがない『未知の魔王』。その戦闘力は最前線ギルド連合軍ですら全滅しかねない強力なものだった! メイプルとサリーにとっては最後の旅路を前に、楽しく共闘する二人だったが、サリーは最強のプレイヤーとなったメイプルに、あるお願いがあるようで……? 特別描き下ろしリバーシブルカバー&巻中カラーイラストも収録!
年に一度の文化祭でラーメン屋台を出店することになった二年D組。ラビアンジェが青春を楽しむ間にも、完全復活を目論む悪魔の謀略は進み、毒された側妃クリスタはラビアンジェを害そうとしていた。計画を知った幼き第三王子が文化祭当日は隠れているよう忠告するが、ラビアンジェはそれを『かくれんぼ』のおねだりと勘違い!? 楽しみにしていた文化祭が混乱と叫喚に包まれ、隠していた能力を解き放ち、ラビアンジェが本気の怒りを見せるーー!
4月になり、2度目の春を迎えた佐野と3羽。お弁当を持ち寄ってお花見したり、相川さんが増やしすぎたシイタケを堪能したり、春ならではのイベントを満喫する。 ニワトリたちを買って1周年。成長した(しすぎた)ニワトリたちの誕生日を祝うため、佐野たちが始めたのは筍掘りでーー!? 1年経ってもニワトリは花より団子! 春の味覚と一緒にお届けする、山暮らしスローライフ第8巻!
クノンの発明した魔建具は祖国ヒューグリアでも話題に。その権利獲得を目論む上層部の命令で魔術都市へ派遣されたゼオンリーだったが、師弟の久々の再会となればーーまずは魔術談義! 二人は命令そっちのけで鏡眼の検証を始める。 一方、ミリカとも積もる話が沢山! クノンは久々のデートと意気込むが、そこで聞いた彼女の近況は予想外でーー? さらにはシロトとの共同実験に備えて、造魔学の基礎研究も開始。恩師に恋人に新学問、イベント目白押しの第七弾!
皇帝の招待を受け、正式に鼬帝国への訪問が決まったサトゥー達。鼬帝国は活版印刷や鉄道、飛行機など神々の禁忌に触れるはずの科学技術で栄えていた。もし科学技術が神々に見つかれば、帝国全土に天罰が落とされる。謁見した鼬皇帝は天罰への備えはできていると豪語するが、それでは何も知らない帝国臣民が危険に晒されてしまう。サトゥーは万が一に備え、何十万人もの避難誘導に取り組むことに……! ほのぼの異世界観光記、鼬帝国の真実に迫る三十二巻!
ダンジョン二一層の高くそびえる崖の壁を這いつくばるように進むナオたち一行に、危機が訪れる。周囲が暗くなったとき、突然崖が崩落し、ナツキが空中へ放り出されてしまったのだ。ナオは崖下に落下するナツキを助けるため、岩棚から跳び霧の中へーーしかし、しばらく待っても、ナオたちが転移して戻ってくる事はなかった……。スリリングな冒険の行く末は!? “翡翠の羽“三人娘の書き下ろしエピソードも収録の第12弾! プロローグ/第一話 ロッククライミング/サイドストーリー「トミー毎度の無茶振り」/第二話 遠方より来たる/第三話 渓谷に挑む/第四話 暗転/サイドストーリー「新たなる旅立ち 〜サイの冒険 第五章〜」
アルトにラギとの別れの時が迫っていた。命が残り僅かと悟ったラギは、セツナに「最後に私と闘ってくれ」と願い出る。ラギは獣人である自らの闘いをアルトに見せることで、いまだ獣人の力を知らないアルトの心に、その闘う術を刻もうとしたのだった。それは独り立ちするための糧をアルトに遺そうとする、ラギの命がけの賭けでもあった。移りゆく季節の中、悲しみを知ったアルトは少しずつ大人になってゆくーー。第一部完結。 プロローグ/秋水仙《最良の日々は過ぎ去った》/第二章ミヤコワスレ 《別れ》/第三章ネリネ《幸せな思い出》/エピローグ
「毒使い」の天星を持つ王女ルビーは家族に疎まれ、聖女の身代わりとして辺境に嫁がされてしまう。 そこでも正体を見抜かれ、魔の森近くに軟禁されーーと思いきや、毒使いの本領発揮! 毒を持つ魔物を従え、痩せた土地の毒を祓って畑を耕すとスローライフを大満喫。 そんなある日、ふらりとやって来た夫のセオドア帝は、聖女に勝るとも劣らないその力を目撃してーー? 無自覚最強王女は、忌み嫌われた毒使いの力で幸せを掴む!
「異星人に勝つ? 地球へ生還する? 全部、やってやろうじゃない!」 異星人との戦争に敗北した宇宙艦隊提督のリリアンは、十八歳の少女に戻っていた。 前回は己の失態により負けた。次は勝って凄惨な未来を変えるーー!! そんな彼女の目前に迫るのは、士官学校の演習中に起こる宇宙戦艦の漂流と、異星人からの襲撃(ファーストコンタクト)。 リリアンは培った戦術眼と未来の知識で実戦経験のない生徒をまとめ上げ、たった一隻の戦艦で異星人艦隊に立ち向かう。 後に奇跡と呼ばれる活躍は、人類存続の未来へと繋がっていくーー。 第9回カクヨムWeb小説コンテスト カクヨムプロ作家部門 特別賞受賞作!
令和のサラリーマンだった「俺」は、江戸住まいの旗本八男坊・徳山安十郎として生まれ変わった! 安十郎は、とても早熟な若者として成長する。その好奇心のおもむくまま、『解体新書』を著す前野良沢や杉田玄白らと交流し「本所の麒麟児」として評判になる。やがて、御三卿・田安家の七男・賢丸(後の松平定信)の命を蘭学(と未来の知識)を駆使して救ったことで幕府からも注目される。しかし、類稀な異才を警戒する権力者たちの魔の手も忍び寄ってきていたーー。 八男坊は 本所の麒麟 令和の知恵で 江戸を糺す!? 装画/おおさわゆう 装幀/二見亜矢子 第一章 天才少年現る 【他者視点】私のお兄様(種姫) 第二章 実録! 蘭学事始 【他者視点】新たな時代の兆し(徳川宗武) 第三章 蘭学者藤枝外記 【他者視点】日本紀行(カール・ペーター・トゥーンベリ)
至ってフツーの大学生・霧島は、譲り受けた腕時計のおかげで爆裂ラッキー続き。車や家や投資にギャンブル…天はどこまで彼に味方する!? 世の中を豪運だけで打破する、宇宙一ツイてる豪快豪運ストーリー! 一章 二章 三章 四章 五章 六章 七章
町も変わる。人も変わる。 変わることは、始まることだ。 「歳をとったニュータウン。オールド・ニュータウン。 おれが育った町。離れて、戻った町。離れる前よりは根づけたような気がする」 母が亡くなったことを機に会社をやめ、父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を見いだそうとした鳴樹は、幼なじみの小枝に声をかける。気持ちを新たに二人で再開した『ささはら』には、徐々に客も増えてきた。そんなある日、出前先で再会した顔見知りの和太は少しヤンチャな青年になっていた。どこか気にかかる鳴樹は、和太にある提案をしてみるのだがーー。この町に暮らし、さまざまな結びつきを持つ人々が織りなす、心に染み入る人間模様。 ディア・オールド・ニュータウン 目次 冬 木場忠道と鴨南蛮 春 洞口和太とかつ丼 夏 荒瀬康恵ときつねそば 秋から冬 星川心奈と親子丼
おんぼろアパート『朧荘』に住む女子大生夏芽は、まるで異次元に迷い込んだかのような不可解な出来事に遭遇する。〈謎〉を解決するのは、隣に住む正体不明の老人、鳴滝。尋常ならざる人脈と驚異の推理力を駆使する彼は一体何者なのか。街にはびこる不可思議な事件の謎を、凸凹コンビがスイーツを食べつつ華麗に解決!
生命を賭して著者が紡いだ、読者へのラストメッセージ ずっと前に早世した妹といま余命宣告を受けた自分をつなぐことで見えてくる人間の孤独、湧きあがる思い、粉雪のように静かに舞い降りる記憶ーー。著者が闘病中に最後の作品と心定めて書き上げた絶筆「リヴァプールのパレット」。上質なセンチメンタリズムが内包された「僕たちの星」「彼女が悲しみを置く棚」。声帯を摘出したことを明かし、夫人が代読した藤井聡太王位の就位式祝辞ーー「声なき祝辞」の完全版を収録。 リヴァプールのパレット 目次 【小説】 リヴァプールのパレット 僕たちの星 彼女が悲しみを置く棚 【祝辞】 声なき祝辞
「金の勇者」レンは、ゴロツキに絡まれているS級冒険者ディノをそうとは知らずに、謝礼金目当てに助ける。その後、王族の指名により、ともに依頼をこなすことになるが、ディノの強さに魅了されたレンはバディになることを持ちかける。一方、実は大陸最強の魔王であるディノは、自身に引けをとらない強さと明るさを持つレンに惹かれるようになる。そんな中、レンが金に執着するきっかけとなった貴族から依頼が舞い込む。家族を失った過去を告白するレンにディノは寄り添い…?
100年に1度の周期で瘴気嵐に襲われる国の聖女召喚に巻き込まれてしまったカイト。目覚めたらすぐ隣で「聖女様だ!」「救世主だ!」と大盛り上がりしているのを見て、状況を察したカイトはすぐに逃亡する。多分自分は聖女のオマケで召喚に巻き込まれた役立たずの転移者で、きっとすぐに冷遇されるのだと。途中優しい見回り騎士に見付かって、孤児院に連れて行かれたものの水が合わず、初めに声をかけてくれた見回り騎士が召喚騒動に巻き込まれて職を失い旅に出るというのを聞いて、成り行きで冒険者になる。けれど、なぜか知らないはずの魔法が使えたり、様々なピンチをチートな魔力で乗り越えられて…?
イラストレーターの想一は、高校からの友人でノンフィクション作家のミヤビから、彼女が受けた依頼の手伝いを頼まれる。それは40年前、六本木のビルの屋上で遺体となって見つかった男性を調べることだった。当時の警察は事件性なしと判断し、身許不明の「行旅死亡人」として処理。依頼人の正体も目的も分からぬまま、想一とミヤビは、男性が何者で、なぜひっそりとそこで亡くなったのかを調査し始める。かつてのビルの住人に当たるうち、2人はある奇妙な人物に行き着くがーー。 過去と現在が交錯する、ノンストップ・エンタメ長編!
大学生の時に友人からの性暴力にあったスミレ。 限界に達した心を抱え、困難な状況にある人たちをケアする街に辿り着くーー。 『消えない月』『神さまを待っている』『若葉荘の暮らし』、 現代女性の寄る辺なさに真摯に向き合い、そっと軽くするーー著者最新作! === 「それぞれに過去はあって、これからどう生きていくのか悩んで、 闘っていることはわかるから、気にせずに自分のことだけ考えていればいいの」 大学生の頃、自分のことを好きだという友人から性暴力を受けたスミレ。 忌まわしい記憶を胸中に押し込めながら社会人として過ごしていたが、久しぶりに会った女友達から、 彼が当時のことを美しい思い出として吹聴していたことを聞いて、何もできなくなってしまう。 行政がケアを目的に作り上げた街で暮らすことになり、 いじめや虐待など、暴力を受けてきた人々と関わりながら、自分はどう生きていくのか、模索していくがーー。 人の心は、あまりにも繊細で複雑だ。 痛みと再生を真っ向からとらえた物語。
亡くなった父に代わり領主代理となるため、王に挨拶することになったライラック。領主代理はすんなり了承されたものの、代わりに王子暗殺疑惑をかけられた冷血令嬢アシュタルテを領地で預かることになってしまう! 女神のような美貌、恐るべき魔法能力を有した冷血令嬢が、北の田舎町で暮らすのは無理なのでは!? とライラックの心配をよそに、アシュタルテは町の人々とも交流し、楽しそうに羽を伸ばしていた。そしてライラックのスキル「開発」で作った機織り機に興味を示してきた。そんな折、隣町から機織り機に対して特許侵害の訴状が届く。その内容に頭を悩ませるライラックに、アシュタルテがとある提案をしてきてーー。不遇な女領主のスキル「開発」が、冷血令嬢の手によって開花する。淑女たちによる辺境復興ストーリー!