出版社 : KADOKAWA
ヒトと僅かに異なる存在、妖人。 美貌と毒舌の妖人茶道家・洗足伊織は、「家族」との平穏をなにより愛していた。 最近は《小豆とぎ》のマメが、食堂でボランティアを始め、心身ともに成長中だ。 そんな中、伊織を慕う甲藤が、ある女を連れて来た。 「私は《口裂け女》なんです」と嘆く彼女に、伊織は真実を告げる。 一方、食堂の関係者が殺され、マメに容疑が。 その陰に、伊織は不穏な気配を感じ……。 シリーズ第6弾、書き下ろし。
赤いヤッケを着た遭難者を救助したため遭遇した怪異、山の空き地にポツリと置かれた大きなザックから夜出てくるモノ……自らも登山を行う著者が、山で訊き集めた数々の怪談実話。新たな書き下ろし2篇収録。
2017年7月〜WOWOWで新シリーズが放映される『ツイン・ピークス』。すべての事件の発端となった少女殺人事件の被害者による日記。すべての秘密が、この中にある━━!
人気が下り坂の戯作者・浮世月南風は、ある日名医・杉田玄白から「あと一年の命」と告げられる。肝の臓に腫瘍があるというのだ。朽ちるのを待つかと自棄になるが、版元の励ましに奮い立ち、一世一代の傑作執筆を決意する。そこで浮かんだのは、かつて愛した女の一言だった。「あなたには『****』が足りないのー」その言葉を聞き直すため、南風は命がけの旅に出る。葛藤と決意が胸を震わす、書き下ろし長篇時代小説。
浅草にある《メゾン・シグレ》。銭湯が併設されている、今どき珍しいアパートだ。銭湯には人間以外──神様も訪れるというから、相当変わっている。それもそのはず、ここの管理人は霊能力者なのだ。美人だが気が強く、情に厚い下町っ子。そんな彼女には町の人々から色々な相談が寄せられる。人力車に乗っては消える幽霊、浅草芸人の舞台を見たいという神様──。どんな奇妙な事件でも断りません。必ずふしぎ管理人が解決します! 無賃乗車の老婦人 瓢箪池の風化神 仲見世かくれんぼ
「本書によって西郷のみならず明治維新の革命の真相を理解できたと思う」(解説より)--作家・常盤新平氏 近代日本の夜明け、明治維新に燦として輝きを放つ西郷隆盛。「西郷は真の政治家でありながら、世に横行する政治家ではない。西郷は詩人の魂をもった理想家であり教育家であった。芸術家になっても、すばらしい業績をのこしていたろう。そしてさらに、西郷は軍人でもなかったのである」と著者が言い切った男の半世紀の足どりを克明に追った伝記小説。名匠が描いた維新史としても読みごたえ十分の力作。
復讐代行業者 VS . 悪事銀行! 予測不能の駆け引き。カードは人々の「隠れた弱み」。 話題沸騰『GIVER』に続く衝撃の復讐代行ミステリ! 「今から起こることは、全部おまえのせいだ」。 高校時代の同級生に復讐するため、高層ビルの展望室を占拠し、 多数決で殺す人質を決める“命の投票”を始めた男・伏見。 彼の計画は、一人の男の登場によって綻び始める……。 人それぞれの隠れた弱みを巧みに見抜き、利用し、業務をこなす義波と復讐代行業者《援助者》。 だが、彼らにもある組織が忍び寄るーー。 変幻自在にあなたを惑わす、衝撃の連作ミステリ! 番外編「象の鎖」を初収録。
天才発掘師・西原無量は鷹島沖の海底遺跡で黄金の剣を発見するが、何者かに奪われてしまう。同じ調査チームのダイバー・黒木と共に犯人捜しをはじめるが、犯人とおぼしき男は死亡。その背後には、国際窃盗団コルドとその幹部バロン・モールの暗躍があるらしい。この剣は高麗の「忠烈王の剣」か、あるいは黒木家に伝わる家宝「アキバツの剣」か?歴史に秘められた真実がまた一つ明らかになる!文庫書き下ろし、シリーズ第7弾!
現地民と歩兵の心の闇、緊迫する心理戦、知られざる真実ーー敗戦間近の英国領ビルマを舞台に、ペスト罹患者の封じ込めにやっきになる村に派遣されてきた日本人の中尉と、 その警備にあたる軍曹の心理を描いた戦争小説。
数多くの名シェフを生み出す伝説のフランス料理学校で、シェフ修業中の理恵。いたって本番に弱い。どうしよう、今日は試験なのに。超落ちこぼれ生徒、その実は元警察官。料理より推理が得意?な理恵、調理の科学と人間心理が交錯するところに珍事件が巻き起こる!いつもと違うパスタの味に秘められた謎、レストランコンサルタントの仕掛けた罠。料理探偵の名推理が冴えわたる、痛快キッチン・ミステリー!
ご一行様の旅行代金は一人頭六千万円、月を目指して宇宙船ではどんちゃん騒ぎ、着いた月では異星人とコンタクトしてしまい、国際問題に……!? シニカルな笑いが炸裂する標題作ほか短篇七篇を収録。 農協月へ行く、日本以外全部沈没、経理課長の放送、信仰性遅感性、自殺悲願、ホルモン、村井長庵
「した した した」 水の音と共に闇の中で目覚めた死者、滋賀津彦(大津皇子)。 一方、藤原南家豊成の娘・郎女は写経中のある日、二上山に見た俤に誘われ女人禁制の万法蔵院に足を踏み入れる。 罪を贖う間、山に葬られた滋賀津彦と彼が恋う耳面刀自の物語を聞かされた郎女の元に、 「つた つた つた」 滋賀津彦の亡霊が訪れーー。 ふたつの魂の神秘的な交感を描く、折口の代表的小説。 本書は折口信夫の弟子で折口学の研究者として著名な故・池田弥三郎氏による詳細な補注、 さらには作品執筆のきっかけとなった『山越阿弥陀図』および『當麻曼陀羅』をカラー口絵に収録。 『死者の書』の決定版といえる。 解説・持田叙子 死者の書 補注 池田弥三郎・関場武 解説 恋の宿命 持田叙子 著者略年譜
もしも、あなたが困っていて、助けを必要としているのなら、窓や玄関、門など目立つところに銀色のリボンを結んでおくといい。優しい魔法使いが助けてくれるかもしれないからーー。ちょっと不思議で心温まる物語。
“人を傷つけてしまうかもしれない”という強迫観念に囚われている、中学3年生の山根理子。彼女は小学6年生のときに同級生の加奈子を目の前で“死なせてしまった”ことを、トラウマとして抱えていた。 “身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた理子の前に、ある日、加奈子の弟・悠人が現れる。“加奈子の死”にまつわる理子の秘密を暴露すると脅され、理子は悠人の父親を殺す計画を手伝うことに。やむを得ず殺害計画を考えるうち、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく理子。やがてふたりは殺害計画を実行に移すがーー。
日本の神様が大活躍する下ネタ満載のギャグ本みたいな歴史書『古事記』。しかし1300年以上前に書かれたため言葉遣いが難しく、読み切れない方も多いはず。そこで本書は、小難しい解説をぜーんぶ取っ払って物語だけを抜き出し、ラノベ風にまとめました! 【内容】 『古事記』とは、日本の神話からはじまる日本最古の歴史書のことです。上中下巻からなり、上巻は日本神話、中下巻は天皇記が書かれています。本書はそのうちの上巻『日本神話』のストーリーをラノベ風に現代語訳しました。 著者の愛によって脳内変換された古事記。読み終わる頃には、きっとあなたも今まで以上に日本が大好きになっているはず。 ※本書は古事記のストーリーを楽しんでいただくことを目的としているため、学術的な正当性を示すものではありません。 ※相関図や目次に使われている名称の漢字について、基本的には古事記のものを使用していますが、一部わかりやすさを優先した表記に変更しています。 【著者】 小野寺 優(おのでら ゆう) 7月12日生まれ、東京都在住のWEBデザイナー。古事記が好きすぎて、2014年10月に古事記を現代的に口語訳したサイト『古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた』を立ち上げたところ、「わかり易くて面白い」との口コミが広まり、月間約50万VP(※)の人気サイトに。現在はTwitterやFacebookなどで古事記の豆知識を配信中。 ※Googleアナリティクス 2017年1月データ