出版社 : KADOKAWA
『髪結の亭主』の著者入魂! 謎・涙・笑いありの書き下ろし新シリーズ! 女隠密・姫子の小太刀が、陰謀と悲しみを断ち切る!! 格式高い武家の娘ながら自由闊達な姫子は、実は柳生新陰流の極意を極め、将軍・徳川家斉から「猫」と呼ばれる女隠密。その姫子に、ある密命が下った。悪弊を絶ち、幕政改革を断行する老中・松平定信の暗殺を目論む首謀者を捜せというのだ。姫子はお庭番の変わり者3人、大酒飲みの武平太、無類の女好きの釜之助、放浪癖のある春馬を従えて探索を進めるが、謀略の裏には、秘された悲しき過去があった……。 人気著者が放つ書き下ろし時代小説、待望の新シリーズ第一弾!
2010年冬、北朝鮮の工作員だった崔純子は国家機密と共に脱北、中国に入った。日本の亜細亜政治研究所の工作員、蛟竜はハルビンで純子を保護し、中国からの脱出を図る。国家機密をめぐって各国の諜報機関が暗躍する中、北朝鮮国家安全保衛部の朴成勇と中国国家安全部の厳強幹は、2人を執拗に追い続ける。純子が持ち出した国家機密とは、いったい何なのか。日本を目指す壮絶な逃亡劇の果てに待ち受ける、衝撃の結末!
首都を襲った天災から長い時が過ぎた。震災復興の名目で湾岸地域へ誘致された大規模なカジノ特区には、客寄せに作られた少女サーカス団がある。そこで古き文学者の名を戴き、花形の演目を任されるのは、曲芸学校をトップで卒業した精鋭のみ。ところがある日、8代目サン=テグジュペリこと片岡涙海が練習中に空中ブランコから落下。身代わりで舞台に立ったのは、天才の姉とは姿だけがそっくりの、双子の妹・愛涙で…。
かわら版売りの利吉が変死した。利吉の幼馴染で同業の才助は、「鬼を見た」と彼の死をおぞましく書き立てた物書きの青山孫四郎に腹を立て、かわら版を売らぬとねじ込んだ。だがその矢先、才助は何者かに襲われ、さらに孫四郎も怪しい影に付きまとわれているという。利吉の死や「鬼」と何かかかわりがあるのか。才助と孫四郎、そして巻き込まれた女絵師の市麻呂は協力して、利吉の死の真相に迫るが…。注目の著者による長篇時代小説。
動く屍体、加速する殺戮、そして涙……。 これが、青春ホラーミステリの王道 閉塞感に満ちた田舎町で、大学進学の夢を諦め、父の葬儀社を継いだ遼一。 ある日彼は、遺体が棺から起き上がり、他の遺体をむさぼり喰らうのを目にする。 「死者がよみがえる葬儀社」の噂のせいで客足は激減し、遼一は調査に乗りだすことに。 一方、遼一の妹で高校生の佐紀には、ある秘密があった。それは、霊が見えるということ。 遼一に理解してもらえず、学校でも孤立している佐紀だが、ふと町の変化に気づく。 佐紀は偶然出会った、同じく霊が見える颯太と共に、理由を探り始めるが・・・・・・。
12年前、誘拐された少女。そして発生した二度目の誘拐事件。目の見えぬ少女はなぜ、再び狙われたのかー。過去と現在を繋ぐのは、誘拐犯の娘。『罪の余白』の新鋭が放つ、戦慄の心理サスペンス!
売れない蕎麦屋で 居候をしながら 美女に金をもらいつつ、 (※つまりはヒモである) 店を繁盛させるために 奮闘する 異世界から来た男・九郎。 今回の策は 「くーぽん」!! 果たして客の反応は!? その前にこの時代的に大丈夫か!? そして異世界ペナルカンドで生き別れた 仲間との再会はかなうのか!?
諦めず、迷わず、信じた道を一筋にーー 謎の刃傷事件を起こした浅野内匠頭。 彼が密かに残した”最期の言葉”とは。 言葉を聞いた勘解由の、秘めたる想いの行方は。 直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」! 元禄十四年(1701)十一月。 若くして扇野藩の馬廻り役・中川三郎兵衛の後家となった紗英【さえ】は、江戸からやってくる永井勘解由【ながいかげゆ】という人物の接待役兼監視役を命じられた。 勘解由は旗本であり、幕府の目付役だったが、将軍・徳川綱吉の怒りにふれて扇野藩にお預けの身になったという。 この年、江戸城内で、播州赤穂の大名・浅野内匠頭が、高家筆頭、吉良上野介を斬りつける刃傷事件が起きていた。浅野内匠頭は理由を問われぬまま即日切腹。だが勘解由は、老中に切腹の見合わせを進言し、また切腹の直前、襖越しにひそかに浅野内匠頭の"最後の言葉"を聞いたという。この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じたのだった。 雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするがーー。 身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪士。 勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。 扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。 これまでにない視点から「忠臣蔵」の世界を描き、新たな感動を呼び起こす歴史時代長編! ≪熱き信念が胸を打つ、扇野藩シリーズ≫
世にありとある怪談は、文芸作品であれ映像作品であれ、「事実」と「虚構」を両端に据えた、面妖なるグラデーションのいずれかに位置づけられるはずだ。 その領域を、事実と虚構のボーダーランドと呼ぶことも可能だろう。近年、主に映像分野で注目を集めてきた「フェイク・ドキュメンタリー」もしくは「モキュメンタリー」は、そうした怪談本来の特性をいわば逆手にとることで、日常を切り裂き、現実を震撼させようとしてやまない、いかがわしくも魅力的なジャンルである。おりしも、それら映像作家の営為に挑発されるかのごとく、小野不由美の『残穢』を筆頭に、『幽』で連載中の京極夏彦『虚談』や辻村深月の最新刊『きのうの影踏み』など、虚実皮膜のあわいに果敢に踏み込む文芸作品も相次いでいる。 怪談という表現の本質を、いま一度、見つめ直すために──『幽』次号は「リアルか、フェイクか」というテーマで、怪談表現の過去と現在を総展望いたします。 特集 ◆浅田次郎『神坐す山の物語』ほかをめぐって 浅田次郎氏インタビュー 東雅夫 御嶽山(みたけさん)イベントルポ ◆論考 近世/近代/現代 小二田誠二「フェイク・ドキュメンタリーのルーツとしての江戸実録本をめぐって」 千街晶之「『リング』から『残穢』に至る怪談実話史をめぐって」ほか ◆復刻 平山盧江 ◆特別寄稿 福澤徹三 ◆インタビュー 『残穢』『鬼談百景』監督:中村義洋 ◆座談 NHKドラマ『怪異TV』制作秘話 ◆エッセイ 道尾秀介/花房観音/長江俊和/黒史郎 ◆連載 綾辻行人、小野不由美、京極夏彦、有栖川有栖、初野晴、朱野帰子、高橋葉介、諸星大二郎、柴門ふみ、波津彬子、伊藤三巳華ほか ◆インタビュー 辻村深月『きのうの影踏み』、田中康弘『山怪』ほか
愛のうた、ひとついかがですかー文崎双葉(あやさきふたば)は普通の恋をしていた。相手は通学の途中、5分だけ一緒に過ごす男の子。だが、あるメールをきっかけに日常は一変する。『コンニチハ、☆のひと!きみたちにステキな“しゅうまつ”がおとずれますように』。
この日記の書き手である「川嶋佳子」とは、シソンヌのじろうがコントで長年演じている40代独身女性。 「芸人が最もライブを見に行くコンビ」と称され、じろうと長谷川忍の卓越した演技力で知られるシソンヌは、2014年『キングオブコント』優勝者。ネタ作成を担当するじろうは「稀代のコント職人」として各界から注目を集めており、俳優としても活躍中です。人間の日常と悲哀を題材にしたシソンヌのコントの代表的登場人物の一人が「川嶋佳子」。平凡な中年女性が517日間コツコツと綴った日記から漂うのは、誰でも覚えのある人生の物悲しさ。そして、その悲しさを「乗り越える」のではなく「付き合っていく」姿が、人生の小さなヒントを示しています。 <シソンヌじろう「あとがき」より> コントのキャラクターであったはずの「川嶋佳子」は徐々に僕の精神と肉体を侵略し僕の体を利用して「川嶋佳子」でいようとしているような気さえする。 「川嶋佳子」のコントをやった日はひげが伸びないのである。 「川嶋佳子」はとにかくついていない。しかし彼女は自分の不運を客観的に見て、自分に舞い降りる不幸に意味を持たせることで日常を楽しんで生きている。その姿勢こそが僕がテーマに掲げていることであり、この日記に触れた方に伝えたいことなのである。 些細なことにいらいらして何になる。声を荒げて何になる。起きてしまったことはもうどうにもならないのだ。それが死という人生最大の悲しみであったとしても、それを引きずって何になる。ポジティブになりなさい、などとは言わない。しかしネガティブな自分を客観視し、ほんとついてないなぁ〜、こんなに不幸が続くものかしらね〜、と自分を嘲笑することはできると思う。 2012年6月〜12月 2013年1月〜10月 2015年9月〜10月 あとがき シソンヌじろう
人知れず復活した魔王を倒したサトゥーは、公都オーユゴックに辿り着いた。闘技大会で湧く市内の観光を楽しむ一行の前に、「本物の」勇者ハヤト・マサキが現れる!彼との邂逅はサトゥーの旅に何をもたらすのか……?
珠片探しの旅を続け、魔王軍のナンバー3--ヴェローチェと出会ったシュテンたち。教国へ戦争を仕掛けるという彼女の狙いは、勇者クレインの命!? ゲームとは違う展開に、シュテンはクレインを守ろうとするが……
女子高生だったはずの「私」は目覚めると……なんと「蜘蛛」に転生していた! 周囲は毒ガエルや猿の化け物、果ては龍まで……って、コレもう詰んでない!? 種族底辺・メンタル最強女子の、迷宮サバイバル開幕!
NYに到着後、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。さっそく外に出てみると、何だか変てこな新大陸の謎たちに遭遇し……。グレイウルフ探偵社が出会った最初の依頼人とは。大人気シリーズ第三弾!
北海道札幌市、中島公園のすぐそばに不思議な“館”がある。公園と同じ名の表札を掲げるその建物に、吸い寄せられるように足を踏み入れた客の境遇はさまざまだ。「友人と、その恋人」を連れた若者、「はじめての一人旅」に出た小学生の女の子、「徘徊と彷徨」をせざるを得ない中年男性、「懐かしい友だち」を思い出すOL、「待ち人来たらず」に困惑する青年、「今度こそ、さよなら」をするために過去をひもとく女性…。そして彼らを待ち受けるのは、北良と名乗るおそろしく頭の切れる男。果たして迷える客人たちは、何を抱えて“館”を訪れたのか?ロジックの名手が紡ぐ6つの謎。
殺人稼業を営み暗黒コッポ・ドージョーを支配する邪悪なニンジャ、デソレイション。退廃の街・ネオサイタマを舞台に、堕落武闘家デソレイションとニンジャスレイヤーのカラテ死闘!「キリング・フィールド・サップーケイ」 キョートで美しいゲイシャやオイランが次々に殺される事件が発生。殺害現場には必ず謎めいたハイクが書き残されている。連続殺人事件解決の依頼をされたのはZBR中毒探偵ガンドー!「ザ・ブラック・ハイク・マーダー」(初翻訳) 初翻訳を含む6作を収録! 【収録作】 「ミューズ・イン・アウト」 「ワン・ガール、ワン・ボーイ」 「ザ・ブラック・ハイク・マーダー」(初翻訳) 「キリング・フィールド・サップーケイ」 「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」 「トゥー・レイト・フォー・インガオホー」
病院に運ばれた須賀につきそい、夢の中でシオリは気づく。須賀くんが持っていたあの夜光石は何のため? もしかして、私の記憶を消すつもりだったのーー? (第一話「一つの願い」) 二年前の、女子中学生失踪事件のことを話す佐久間。みんなが止める中、シオリは真相を調べ始める。全ては須賀のために。「私、須賀くんを諦めたくないの」 (第二話「罪の闇路に」) 資料館で保管されていた古文書の解読を目指して『歴史保存会』が立ち上げられた。しかし一冊の資料の紛失から、恨みの怨念に冒されてしまったシオリに、須賀はーー! (第三話「汚れしこの世の」) 「霧雨が降る森」ノベライズ版(上下巻)の「その後」を描いた、全三話。