出版社 : KADOKAWA
芝神明前の医院はいつも大繁盛。腕利きであるうえ義に厚い宗哲だが、訳あって人を斬り逃亡していた過去を持つ。そのためか、つい厄介な頼み事まで引き受けてしまう。人情とペーソス溢れる人気シリーズ第1弾。
道三堀から深川へ、水を届ける「水売り」の龍太郎には、蕎麦屋の娘おあきという許嫁がいた。日本橋の大店が蕎麦屋を出すと聞き、二人は美味い水造りのため力を合わせるが。江戸の「志」を描く長編時代小説。
天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。追い討ちをかけるように、二条家から与えられた窯を廃止するとの沙汰が下る。光琳の思いがけない過去が、浮かび上がろうとしていた…。在りし日の兄を思い、乾山が晩年の傑作に苦悩を昇華させるまでを描く歴史文学賞受賞の表題作をはじめ、戦国から江戸の絵師たちを綴った全5篇を収録。松本清張賞作家の原点、待望の文庫化。
平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。そんな彦馬のもとに上司の紹介で美しい嫁・織江がやってきた。彦馬は生涯大切にすることを心に誓うが、わずかひと月で新妻は失踪してしまう。じつは織江は、平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送り込んだくノ一だった。そうとは知らず妻を捜しに江戸へ赴く彦馬だったが…。人気著者が放つ「妻は、くノ一」シリーズ第1弾。
山奥にある連続女性殺人事件の死体遺棄現場へ赴いた森野夜。その場で出会い、記念撮影のシャッターを押してくれた男とは? GOTH新作100枚に加え、カメラマン新津保建秀が撮り下ろすファン必携書!
気の多いカレと破局し傷心中の茜が、突然くちびるを奪われた!謎の申し出をするイケメン青年の正体は、なんと…先生!?iらんど大賞2008ケータイ小説部門シーズン1最優秀賞。
復縁をしつこく迫る元カレに、先生との関係が知られちゃった!好きな人と幸せになりたいだけなのに、もうダメなの…先生!?iらんど大賞2008ケータイ小説部門シーズン1最優秀賞。
大富豪と結婚し幸せに暮らしている女のもとに、昔捨てた男から執念の脅迫状が届く。差出人の男は謎めいた探偵作家。女の夫が変死体で発見されると、その脅迫状はぴたりとやむが……意外な結末とは!? 〈収録作〉 陰獣 蟲
世間と隔絶され、美と絢爛のうちに育った秀頼にとって、大坂城の中だけが現実だった。徳川との抗争が激化するにつれ、秀頼は城の外にある悪徳というものの存在に気づく。表題作他5篇の歴史・時代小説を収録。
信長を失脚させようと、将軍義昭はさまざまに策謀をめぐらす。一向一揆を始め、敵対勢力に囲まれる中、信長は比叡山延暦寺を焼討ちにする。武田信玄の急死で事態は好転するが、次第に暗い猜疑心が渦巻き始めていた。
長篠の合戦で武田を降した信長は、本願寺との対決に挑むが・・・。その思考、行動に緻密なまでの分析を試みつつ壮大なスケールで信長を描ききった、戦国小説空前絶後の最高傑作。文字が読みやすい待望の新版、完結!
その年、ペテルブルグの夏は暑かった。大学を辞め、ぎりぎりの貧乏暮らしを送る青年ラスコーリニコフに、郷里の家族の期待が重くのしかかる。この境遇から脱出しようと、彼はある計画を決行するが……。
一八六八年に出版された『若草物語』"LittleWomen"第一部は、ルイザ・メイ・オルコットの全作品を通じてもっとも有名で、長い年月を経た今日なお世界中で広く愛読されている本である。そんなに長い間こんなに人気の衰えない子供の本というものは珍しい。それは扱われているテーマが「平凡な一家庭の日常茶飯事」で、そういうものは時代とともに古びるというものではないからだ、と言ってしまえばそれまでだが、それにしてもそっくりそのまま舞台を現代に置き換えても、少しの古さも不自然さも感じられない不思議な本である。ルイザは、これを出版業者トーマス・ナイルズ氏の依頼で書いた。それまで寓話のようなものしか読んだことのない子供たちの前に、いきなり自分たちと同じような血の通った少女たちが現れて、自分たちと同じようなことを言ったりしたりする。しかもそれは「性格描写の確かさにおいて、近代の作家もこの古き作家に学ぶがよい」と今では言われているルイザの筆になったものだ、子供たちがとびつき狂喜したのは当然だった。『若草物語』が、「アメリカの児童文学にはじめてリアリズムを導入した本」と言われるゆえんである。(訳者解説より) 【目次】 第一章 巡礼ごっこ/第二章 楽しいクリスマス/第三章 ローレンス少年/第四章 重荷/第五章 おとなり同士/第六章 ベス「美の宮殿」を見いだす/第七章 エイミーの屈辱の谷/第八章 ジョー、魔王に会う/第九章 メグ、虚栄の市に行く/第十章 P.C.とP.O/第十一章 こころみ/第十二章 ローレンス・キャンプ/第十三章 空中楼閣/第十四章 秘密/第十五章 電報/第十六章 手紙/第十七章 小さきまごころ/第十八章 暗い日/第十九章 エイミーの遺言書/第二十章 打ち明け話/第二十一章 ローリーのいたずらとジョーの仲裁/第二十二章 楽しき野辺/第二十三章 マーチ伯母さん/問題を解決す
夢を語りあった幼い頃の日々は過ぎ去り、厳しい現実が四人姉妹を待ち受ける。だが、次女ジョーは母に励まされて書いた小説が認められ、エイミーとローリーは婚約。姉妹は再び本来の明るい姿を取り戻し始める。
多数の死者を出した山手トンネル事件から四十九日。予定された合同慰霊祭に友里佐知子が現れるという確信をもった美由紀は彼女の思考パターンを読み罠を仕掛けるが…。更に読み応えを増すクラシックシリーズ第5弾!
雪山で遭難事故が発生。美由紀は救出に向かうが、現場に人影はなく雪崩に呑み込まれる。折しも政府は東京臨海副都心に巨大なカジノ建設を秘密裏に計画中だった。利権と巨額の金が動く政治の闇に美由紀が立ち向かう!