小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

ピエドラ川のほとりで私は泣いたピエドラ川のほとりで私は泣いた

スペインの小さな田舎町で教鞭を執る29歳の女性ピラールは、12年ぶりに再会した幼なじみの男性から愛を告白される。病を治す力をもつ修道士の彼は、彼女に自分と一緒に来てほしいというが、今の暮らしを捨てる決心がつかずにピラールは悩む。彼との旅を通して、真実の愛と神の力を再発見していく。すべての愛の中には成長の種子が秘められている。愛に身をゆだねることの大切さを描いた、世界的ベストセラー。 本書はブラジルの作家、パウロ・コエーリョの“Na margem do rio Piedra eu sentei e chorei”(一九九四年)の日本語訳です。パウロが自らを女性に擬して、一人の女性の愛の回復と神の再発見を描いています。そのプロセスは異なるとしても、まさしくパウロの人生に起ったことと同じだということもできるのでしょう。彼はあるインタビューの中で、「作家の役割は、人々に何かを伝えることではなく、人々が自らを映し出すための鏡となることだ」と語っています。 『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』の主人公ピラールの中に、訳者自身も何度も昔の自分の姿、今の自分の姿を見出したものです。人に笑われるのではないか、文句を言われはしないかといった怖れや、自分の中の他者の支配から抜け出して、自分の本当の心の声に素直に従い、自分の夢とあこがれを自分に許した時、私たちは真の幸せと喜びを体験できるのだということを、ピラールの物語は私たちに語りかけているのだと思います。(訳者あとがきより)

赤毛のアン赤毛のアン

出版社

KADOKAWA

発売日

2000年4月4日 発売

ジャンル

「『アン・シャーリー』は生まれ落ちるとまもなく両親を失った孤児。それに、恐ろしいばかり真っ赤な髪の毛で、そばかすだらけの顔に眼ばかりぎょろつかせている、やせっこけのへんな女の子でしたから、幼いアンは、誰からも可愛がってもらえません。貧乏人の家で育てられて、早くから子守などにこき使われ、それから孤児院へやられます。  でもそんな哀れな育ちの中で、少しもゆがめられぬ敢然としたチビの魂を持っています。天使のように純粋で、また小鬼のように鋭くはしこい、宝石の輝きを持つ魂です。暇さえあればロマンティックな光まばゆい空想に陥ちていって、現実の自分の惨めさを忘れていられます。その代わりしばしば夢と現実が一緒になってしまうので、アンのやらかす失敗というのは、また無類のものです。  十一で引き取られた先が、プリンス・エドワード島の『エヴォンリー』という片田舎。年寄った兄妹二人暮らしの『グリーン・ゲイブルズ』(緑の屋根の家)と呼ばれる農家でした。美しい大自然に恵まれた平和な村の生活です。それでも、夢想家の激情的なアンは、そのおだやかな日常生活の中で、次々と『死ぬか生きるかの大騒動』を引き起こしてしまいます。まわりの人々は、アンの突飛な言動に面くらったりはらはらしたり、また憤ったりおなかを抱えて笑ったりさせられます。そうしながら誰も彼もが、アンに激しくひきつけられ、愛さずにいられなくなるのですが、それはまた私たちの気持ちーーこの本を読む者誰もが、みんなアンを愛さずにはいられなくなるでしょう。」(訳者あとがきより) 多くの作家、女性の生き方に影響を与えた不朽の名作を、「文体が美しい!」とかねてより定評のある、中村佐喜子訳で。Netflix (ネットフリックス)のドラマ「アンという名の少女」でも改めて話題を集めた、大ヒット映画『赤毛のアン 初恋』、『赤毛のアン 卒業』(2018年カナダ・アカデミー賞監督賞・演技賞受賞)につながる、すべての物語はここから始まる。 第1章 レイチェル・リンド夫人の驚き 第2章 マシュー・カスバァトの驚き 第3章 マリラ・カスバァトの驚き 第4章 グリーン・ゲイブルズの朝 第5章 アンの生い立ち 第6章 マリラの決心 第7章 アンのお祈り 第8章 アンの養育はじまる 第9章 リンド夫人、恐れをなす 第10章 アンのお詫び 第11章 アンの日曜学校の印象 第12章 おごそかな誓いと約束 第13章 期待と喜び 第14章 アンの告白 ……(中略)…… 第36章 栄光と夢 第37章 死の訪れ 第38章 道の曲がり角

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