夜空に消える一閃の花火に人生を象徴させる「舞踏会」や、見知らぬ姉妹の情に安らぎを見出す「蜜柑」。表題作の他、「沼地」「竜」「疑惑」「魔術」など大正8年の作品計16編を収録。
凡 例 第一部 まえがき 序 章(エッカーマン自伝) 一八二三年 一八二四年 一八二五年 一八二六年 一八二七年 フラウエンプラーン街のゲーテの家について 註