1988年6月1日発売
紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を沿びる、ベストセラー小説。
紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を沿びる、ベストセラー小説。
紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を浴びる、ベストセラー小説。
銀行という職場で、仕事に打ちこめず、一方恋に悩む美代は、女友達の紹介で知り合った城戸に心ときめくものを感じた。彼は大学に勤める動物学者であった。特に沖縄に興味を持ちつづけていた。美代の両親はいわゆる“良縁”をすすめるのだが、彼女にはその気はない。これまで自分の意志で生きてきたという実感の薄い美代は、結婚の相手だけは自分で選びたかった。城戸に沖縄を案内されているうちに、彼の未知の部分に彼女は触れて…。
俺は名もない戦士。キャッスルの訓練場で冒険の登録を終えたばかりだ。ダンジョンの奥深くに、魔術師ワードナが奪ったアミュレットが眠っていると聞く。王様の宝物、このアミュレットを取りもどせば、莫大な報奨金と称号が与えられるっていうじゃないか。名もなく貧しい一介の戦士で終わるか、富と名誉を手にするかー。俺は、この賭けに挑戦することにした。
ボク(ミック)とキース、そしてシーナは15才にもなるってのに“村一番のいたずらトリオ”として名が通るほどのワンパク3人組。その日も、となりの骨董品マニアのロバートじいさんの家から、ひとふりの古びた剣を盗み出し、キースがその剣をさやから抜いたとたん、まばゆい白い光とともにイシュメリア国の王様が現われた。「お前たちは封印されていた悪魔を解き放ってしまったのだ。聖剣ネクロマンサーを探し出し、封印せよ!」とひと言。なんで僕たちがそんな…、だまされたような形で、僕たち3人はむりやり勇者にされ、旅出つことになったのだが…。
主人公の拓也は、好奇心旺盛な中学2年生。ある日、同級生のガールフレンド、真美といっしょに魔法陣を作っていたが、思わぬことからその魔法陣に引きずり込まれ、魔界へと落ちてしまった…。なんとか人間界へもどろうとする、拓也と真美だったが、人間界へのキップを手に入るためには、『ドラゴンラリー』で優勝しなければならない。ひょうきんな魔物、げんさんを仲間に、ゴールのドラゴンマスター城をめざして突っ走れ!
事故死を遂げたハリウッド・スター。捜査にとりかかったコロンボは、車に仕掛けられた奇妙な細工に気づく。野心にみちた歯科医がしるす謀殺のカルテ。-その謎に挑むうち、コロンボの疑惑は四年前の、もうひとりの俳優の怪死にのびていく。二つの死に共通する完全犯罪のトリックとは?カリブ海の楽園ジャマイカで何が起きたのか…。
800名の客を乗せた遊覧船がデトロイト川でテロ集団に乗取られた。そんな大事件も、殺し屋のマクリンには全く無関係の出来事のはずだった。しかし服役中の彼のボスが、自分の早期仮釈放を条件にFBIと裏取引を行なった結果、マクリンに事件解決への尽力を要求してきたのだ。やむなくマクリンは凶悪な犯人一味に単身挑むが!アル中の妻、ヤク中の息子を抱えた異色の中年殺し屋登場。-ハードボイルドの気鋭が描く会心のアクション。
王朝文学を華やかに彩った清少納言とはどんな人間であったか。-結婚、破局、中宮定子への献身そして公達・殿上人との恋模様など、謎の人間諾子の真実に迫る著者はじめての書き下ろし歴史小説。
美人の評判の保母・芝山里枝が顔を滅多打ちにされて惨殺された。新聞記者の根津が、死体に化粧を施す仕事に従事する影の薄い、老婆のような中年女に会ったのはその葬儀の日のことだった。事件を追う根津の前に、やがて明らかになるこの2人の女の因縁。そして真相に迫る根津にとりついたあの女の不気味な死の影ー表現作のほか、4篇の傑作ホラー・ミステリーを収録。
「どう?…触ってもいいのよ」少年の、唾を呑みこむ音が響くー。美人のスタイリスト・小夜子は、若くしてファッション界に君臨し、まだ初々しさの残る少年モデルを物色しては、貪り喰っているー。そんな小夜子を付け狙う男は、少年との写真をネタに脅迫する。凌辱の限りをつくした男の欲望で、初めて被虐の悦びを知り、果てもなくつづく獣欲に、小夜子は牝の泪をながすー。
福岡黒田藩6石取りの足軽の子に生まれ、父母妻子を捨てて志士の道に投じた歌人国臣は、西郷隆盛に「藩と幕府は無用有害。時代の要求は民衆を柱にした新しい国づくり。実現の道は公武合体でも佐幕でもない。ただ討幕のみ」と、火矢の飛び出す眼光で開眼を迫る。天皇に「回天三策」を献じると、討幕の潮流に火を点じるため生野に挙兵-。知られざる維新史の深部に迫る。
古びた洋館の一室、正装に身を包み大量の花の中に横たわって死んでいたのはこの館の主人で醜い容姿のために同僚たちから蔑まれ疎外されてきた男だった。まもなく復讐を告げる手紙が同僚たちに届き、彼らは次々に無残な死を遂げてゆく。そして「死者による殺人」という奇怪な事態の背後にはさらに陰惨で恐るべき真相が-。人の心の闇の部分を鋭く衝く、戦慄の書下ろし本格推理。