1989年5月17日発売
ロシアから愛をロシアから愛を
友人との約束で、葉山マリーナに出掛けた兼坂浩一。その目の前で艇が大轟音とともに爆破された。一体、何者の仕業か?そして友人の安否は?謎は謎を呼び、さらに浩一に死の恐怖が次つぎと襲い掛かる。そんな折、突然、祖母が不可解な死を遂げた。遺された古新聞に包まれた白いレース掛け。爆破事件と祖母の死は連動しているのだろうか?事件は、イワノフ王朝の秘宝をめぐり、国際的な、壮大な展開を見せてゆく…。ボルシェビキ革命直後の歴史的な謎を題材にした書き下し大長編。
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