小説むすび | 1992年5月1日発売

資金量では第一勧業銀行に抜かれ，収益性では住友銀行に抜かれ，かつての都銀第一位の名声にしがみついているＦ銀行。この病める大銀行に就職した若き銀行員の体験。そこは、想像を絶する奇妙な世界だった。

庄野家の穏やかな日常は四季折々の風物を乗せてユーモラスに流れてゆく-。静穏な家族の風景に豊かな文学空間を紡ぎ出す最新長篇小説。

魅力いっぱいの歴史・時代小説を支える巨匠・気鋭の、力のこもった作品群２４編を厳選して贈る、年度版アンソロジー。いま、もっとも面白い良質のエンターテイメント百花繚乱。充実の代表作２４編収録。

現代東アジア世界を代表する真の知識人のひとり白楽晴の選集。

１９７８年、フランスで開かれた２輪の耐久レース。そこで高野井治は疾走する１台のバイク〈ラベルダ〉に出会った。ラベルダの絹を引きさくような爆音を聞いたとき、高野井は不思議な体験にみまわれる。“ラベルダ・エクスタシー”-。その体験の謎を求め高野井の旅が始まる…。臨死体験、サイコセラピー…近代科学と東洋の神秘性に彩られた新感覚ノベルが登場。