1995年1月30日発売
カンガルー・ノートカンガルー・ノート
ある朝突然、“かいわれ大根”が脛に自生していた男。訪れた医院で、麻酔を打たれ意識を失くした彼は、目覚めるとベッドに活り付けられていた。硫黄温泉行きを医者から宣告された彼を載せ、生命維持装置付きのベッドは、滑らかに動き出した…。坑道から運河へ、賽の河原から共同病室へー果てなき冥府巡りの末に彼が辿り着いた先とは?急逝が惜しまれる国際的作家の最後の長編!
人妻と少女猟色の疼き人妻と少女猟色の疼き
野獣たちの淫らな誘いに、蜜を滴らせながらも秘唇を固く閉じあわせたまま、最後の侵入を頑なに拒む少女。だが、それも束の間。じわじわ溢れる蜜に、体は正直に反応し、破瓜に時を熟望する。いつしか少女も人妻のような熟れた花弁を震わせながら性の深淵を覗き、男のものを自ら腰を振って迎え挿れる…。
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