1995年7月5日発売
白き死の伝説白き死の伝説
動物保護NGO(INCA)の特殊工作員ハッチこと蜂須賀林太郎は、今までに何度も修羅場をくぐり抜けながら、絶滅寸前の希少動物を発見、保護に成功してきた。彼の凄腕とツキを買ったのが、インド洋モーリシャスのホテル王。その依頼は、古代に死に絶えたといわれる体重20トン、全長25メートルの怪物ザメ=メガロドンの生け捕り。海神をも恐れぬ未曾有の「ビッグM」捕獲大作戦だ。史上最強の生き物を標的にしたハッチは…。
青き波濤(6)青き波濤(6)
ドイツ帝国連邦、連合国、そしてアジア国家連盟-第二次大戦後の世界に迫る新たなる危機…。それは、1952年7月、天安門広場をつらぬき、南北中国を分断する“北京の壁”で勃発した。ゲーリングの命を受けたソビエト陸軍モンゴル機械化兵団は北京市全域をたちまた陥落し、南中国軍は敗走を続ける。しかし、南中国は統一国連軍に参戦要請をせず、日本は動きたくても動けない。アメリカは後方支援宣言をし、中国戦争への直接介入を避ける。9月、日本はボルネオから人類初の人工衛星“白鳥”の打ち上げに成功し、ドイツがニューカレドニアに打撃機動艦隊を集結させていることが判明した。ソロモン海北上を続けるドイツ艦隊を日本連合艦隊が待ち受ける。一方、南京をも陥落したソ連軍は、そこでなぜか進撃を中止してしまった…。
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