1996年7月23日発売
バカさゆえ・・・。バカさゆえ・・・。
「会いたかったわ、ラリー。すごく会いたかったわ」サマンサは身を床にかがめると、ラリーの股間ですでに45口径マグナムのように堅くなったもの啜った。関係ができて一年たつ前から、事がスタートするとサマンサは大胆な行動をする。それがラリーには気持ちいい。「Mmm…この、この、このやろめ」(『奥様はマジよ』より)サマンサ・スティーブンス、香山リカ、夢野サリー、そして矢吹丈。今なお心に残るあの人たちの知られざる私生活を綴った、ちょっとシュールな短編小説集。書き下ろしカルトガイド付き。
バ-ガ-の娘(1)バ-ガ-の娘(1)
南アフリカ-少女は、悪名高いアパルトヘイトの社会のなかで翻弄されながら育ち、女になり、やがて自分を探す旅に出る…海を越えてみよう…。父親が獄死した今、ひとり残されたローザ・バーガーには、知りたいことがある、それも自分の身体をとおして-バーガーの娘であることの意味。1991年、女性として25年ぶりにノーベル文学賞を受賞した作家の主著。南アでは一時発禁処分を受けたが、今では各国語に翻訳され、20世紀を代表する世界文学の金字塔になった。
バ-ガ-の娘(2)バ-ガ-の娘(2)
「もし今年、あなたが忙しくて一冊しか小説を読めないとしたら、『バーガーの娘』を選ぶべきだ。私はこれまで、文学が人と世界を感動させたのは19世紀までだったと思っていたが、この本は、信じがたいことにそれを覆した」(デイリー・テレグラフ紙)「南アの歴史の描写は人を興奮させ、若くて勇敢な女性のポートレートは心にしみ込む」(ニューヨーカー誌)。ブッカー賞をはじめ、数々の賞に輝くゴーディマの本格的な長編小説をはじめて日本に紹介。
PREV1NEXT