1997年4月18日発売
ひとひらの雪 (上)ひとひらの雪 (上)
妻子ある建築家・伊織は、部下の笙子を愛する一方で、美貌の人妻・霞にも惹かれていく。いったい自分はどちらを本当に愛しているのか、ふたりの女性のはざまで思い悩む伊織だが…。秘めやかな官能の世界に耽溺する男女の姿を通して、現代の愛の形を描いた名作。
ひとひらの雪 (下)ひとひらの雪 (下)
霞と笙子、ふたりの女性の間で揺れ動く伊織。しかし、季節のうつろいとともに、またひとつの愛が終わろうとしている…。ひとひらの雪にも似て、美しく妖しく、そしてはかない男と女の愛。官能の愉悦にとらえられた男女の姿をみずみずしく、そして芳醇に描き出した、渡辺文学の代表作。
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