1998年9月19日発売
時の森殺人事件(2)時の森殺人事件(2)
森の奥で刺し殺された一色舞子の遺体状況から、里見捜査官は犯人が左利きではないかと疑う。だが、捜査の進捗をみないうちに、こんどはFM局の人気DJ日向基樹が放送中に射殺された。しかも目撃された犯人は身体が人間で顔は鹿!異形の殺人鬼は「時の杜」地区に住む誰かと思われたが、奇人ばかりのこの町では、みんながみんなウソをつき、犯人像は全く絞れない。そしてついに連続殺人の犠牲者は捜査陣の中からも出た。
時の森殺人事件(3)時の森殺人事件(3)
わずか三日で四件の殺人事件が発生した高原の町「時の杜」。県警本部から鯨岡警視も応援に駆けつけ懸命の捜査にあたる中、最初の犠牲者となった一色舞子の父が経営する新聞社に一通のFAXが届いた。文面は「私は犯人を見ています」!一方里見捜査官は、時の杜地区の地下に巨大な都市構造が存在するのではないかという疑念を抱き、実地調査に乗り出した。読み返す手間がはぶけて便利な1&2巻のダイジェスト付き。
変調二人羽織変調二人羽織
引退を決意した落語家・伊呂八亭破鶴の最後の演目ーそれはごく少数の客を招いての奇妙な“二人羽織”だった。独演会の席上、破鶴は怪死を遂げる。集まった客は五人。うち四人までが彼を殺す動機を持っていた!幻の探偵小説誌「幻影城」新人賞人選作である表題作をはじめ、二転三転する展開で、ミステリーの醍醐味を存分に堪能させてくれる全九篇を収録した傑作小説集。
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