1999年12月20日発売
海底空母イー400号(初陣編)海底空母イー400号(初陣編)
昭和十七年、帝国海軍史上、最大最強の潜水艦・伊号第400潜水艦が、その雄姿を現わした!だが、この最新鋭艦の初陣は、米軍の侵攻により窮地に陥ったガダルカナル島守備隊への物資輸送任務であった。しかも乗員は、実戦経験の乏しい者ばかり。航海長・柳田大尉は、前途に不安を覚える。しかし、艦長・大場中佐のもと徹底訓練を経た艦は、米軍の強固な包囲網を突破!さらなる目的を果たすため、米軍が支配する“海”へ侵攻するが、彼らを待ち受けていたのは深海の地獄であった!息詰まる深海での激闘!“戦争”を極限までの表現力で描ききる、著者会心の新シリーズ、堂々の登場。
謙信暗殺謙信暗殺
天正五年(1577年)秋、加賀で初めて信長軍と対決した上杉謙信は、これを撃破。すでに越中・能登は手中に収めており、能登から加賀へ、さらに越前へ進む謙信の上洛の道すじがととのった。いよいよ翌六年、三月をもっての出陣を決意した謙信は、いざ出陣という七日前、突然、春日山城の自室で襲われ不審な死を…?配下の裏切りか、敵の謀略か?織田方、武田方、明智光秀など、それぞれ配下の「草ノ者(忍び)」の暗躍する中、ある意外な暗殺指令者の名が…!?陰謀渦巻く戦国の闇を切り裂いた、著者入魂の書下ろし歴史推理小説の白眉。
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