1999年4月24日発売
転々転々
サラ金に追われる大学生に、取り立て屋は奇妙な提案をする。「百万やるから、俺と東京の街を散歩しろ」井の頭公園から霞ケ関まで、東京を転々と歩く二人に降り掛かる様々な事件と人との出会い。家族のいない青年と、妻を殺した中年男の不思議な旅の終わりには、一体なにが待ち受けているのか!?著者初の試み「ロード・ノベル」の大傑作。
鹿鳴館の魔女鹿鳴館の魔女
「鹿鳴館には貴婦人の幽霊が出るらしい」明治三十三(1900)年、帝都・東京。担当雑誌の企画で鹿鳴館の怪談を取材することになった編集者の香月真澄は、幻想と怪奇の作家、泉鏡花に協力を求めた。ふたりの前に立ち現れる華麗なる舞踏会の幻。そして伯爵家の謎-!大好評シリーズに書き下ろし『海神幻想』を収録。
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