2000年10月31日発売
悔恨の日悔恨の日
療養休暇中のモース主任警部の自宅を、上司のストレンジ主任警視が訪ねてきた。退職をひかえるストレンジは、在職中に未解決の事件にけりをつけたいと考え、モースに担当を命じたのだ。問題の事件-看護婦が自宅の寝室で手錠をかけられた全裸死体で発見された事件は、これといった進展もないままもはや迷宮入りかと思われていたのだが、最近になって匿名の情報提供があったという。だが、モースはなぜか捜査に消極的だった。ルイス部長刑事は、そんな上司に一抹の不安を抱くが…。英米で大きな反響を呼んだ人気シリーズ、完結篇。
儚い光儚い光
ナチスの殺戮を逃れた七歳の少年ヤーコプは、ギリシャ人地質学者アトスに救われ、二人はアトスの故郷の島へ逃げた。家族を虐殺されて心に深い傷を負った少年を、アトスは深い慈愛で守り、貧しいながら豊かな学問を授ける。戦後、二人はトロントは旅立ち、穏やかな日々が続く。過去の悪夢から逃れられぬヤーコプは、アトスが授けてくれた学問に救いを見出すようになる。そして、アトスのほか唯一の理解者となる妻にも巡り合った。そしていま、ヤーコプがついに得た人生の喜びは、多の者によって新たな意味を持とうとしていた…。世界25ヵ国で翻訳され、オレンジ小説賞ほか10賞を受賞した、珠玉の大作。生きることの意味を探し彷徨する魂を、流麗な文体で紡ぐ、世界的ベストセラー。
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