2003年6月1日発売
アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫)アラスカ 永遠なる生命(小学館文庫)
“広大なアラスカ北極圏で、ぼくは点になって待つ” 「広大なアラスカ北極圏で、ぼくは点になって待つしかない」 アラスカに魅せられ、20年にわたりその大自然と動物たち、その土地に生きる人々を撮り続けた写真家・星野道夫。不慮の事故による急逝後も、彼の写真と文章は見る人に変わらぬ感動を与え、新たなファンを増やし続けている。本書はアラスカの大自然の中で星野が多くの生命と出会い、残した数々の写真作品とエッセイの中から選りすぐり、写文集として再構成。写真と文章が相まって生まれる臨場感が、星野ワールドの魅力をさらに広げる。
深爪深爪
どうしようもなく好きになった。体が溶けるほど求め合い、もう二度と離れられないと知った。運命の恋なのに、涙が止まらない。なぜならあなたは人妻だからー。強く惹かれあい、もつれあい、傷つけあう二人の女性「なつめ」と「吹雪」。幼い子供を守るために、壊れかけた家庭を再生しようという吹雪の夫「マツキヨ」。相容れぬ二つの絆で結ばれた者たちが織り成す、愛と赦しの物語。
花あらし花あらし
「一度会いに来るよ」-愛しい夫の言葉を頼りに、夫の故郷を訪ねた妻が満開の桜の中に見たものは…。美しく妖しい味わいの表題作ほか、白い蜘蛛とも、白い蟹とも、白い手首とも見えるものが、月光の下を這いまわる不気味な感触の「白い蟹」など、新鮮なアイデアと巧妙な仕掛けが生きる12編。きっと泣ける純愛ホラー。達人アトーダの名人芸をたっぷりお楽しみください。
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