2007年7月30日発売
しまうたGTS(ゴ-イング・トゥ・サウス)しまうたGTS(ゴ-イング・トゥ・サウス)
20歳にして人生最悪のときを迎えた俺。残された時間は、バンド仲間と姿をくらました最愛の恋人を見つける。東京から沖縄、そして日本の最南端へ。疾走感たっぷりに繰り広げられるロードノベル。
水漬く魂(第4部)水漬く魂(第4部)
新聞記者をやめ、新たに雑誌にかかわる大示が半生をふりかえる。少年期をへて、六〇年代、政治の季節に青春を迎えた大示のかたわらにいたのは盟友・河井だった。大示が思いをよせる田中早苗は、河井へひきよせられる。三人の運命が絡み合う中、政治の季節最後のクライマックス=東大・安田砦の陥落が迫る。
クレイクレイ
これが正真正銘、本物のモンスターのつくり方だ、デイヴィ。生と死の間で引きずりまわして、苦しませて、怖がらせるー町へ越してきた少年スティーヴンのいうままに粘土男に生命を与える儀式を手伝ったデイヴィ。その直後に憎んでいたけんか相手が死んだと知って、とんでもない怪物をつくり出してしまったと気づき…。善と悪の境目を問いかける、現代版『フランケンシュタイン』カーネギー賞、コスタ賞(旧ウィットブレッド賞)受賞作家、最新作。
女形殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎7女形殺し 風烈廻り与力・青柳剣一郎7
友右衛門が市中引廻し、斬首のうえ晒し首にされた。「おとっつあんは無実なんです」お弓の悲痛な叫びに、親子と親しい青柳剣一郎の胸は痛んだ。一度下された裁きは撤回されない。だが、もし冤罪だとしたら?奉行所で孤立しながらも再捜査する剣一郎。一方、お弓の兄も人殺しの濡れ衣を着せられる。兄の斬首執行が刻々と迫るなか、真相究明に剣一郎が奔走する。
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