2008年3月15日発売
機械どもの荒野機械どもの荒野
タケルは、荒野をさまよう機械どもを狩り、ジャンク屋に部品を売り払うのを生業とする狩人だ。ある日捕らえた機械が突然奇妙なことをしゃべりだし、タケルは半信半疑ながらその提案に乗って、花屋のカーシャと電脳調教師の鴉とともに荒野の果てを目指すことになってしまう。人類の技術文明が崩壊し、荒野には危険な機械どもがさまよう混沌の未来、衰退の一途をたどりつつある人類は、起死回生の一手に打って出るのだが…。
ニューヨーク・チルドレンニューヨーク・チルドレン
天真爛漫な美女マリーナ、テレビ番組ディレクターのダニエール、そしてフリーランスのライターであるゲイのジュリアスは大学時代からの親友。みなニューヨークで生活し、30代になった今も仲良くしていた。それぞれ恋愛や仕事に悩んでいても、都会の忙しない日々は将来を考える余裕する与えてくれない。だが、新雑誌創刊を目指すカリスマ編集者シーリー、そして大学をドロップアウトした青年の出現によって、停滞していた三人の人生に変化が。マリーナの父で著名ジャーナリストのマレーをめぐるスキャンダルに巻き込まれ、友情に亀裂が走り、遂には大破局の時が…。鋭い人間洞察と重厚で野心的な物語が英米で絶賛された傑作長篇。ブッカー賞候補作。
マイ・ブルーベリー・ナイツマイ・ブルーベリー・ナイツ
恋人に捨てられ、傷ついたエリザベス。そんな彼女をやさしく受けとめてくれたのは、NYのカフェのオーナー・ジェレミーと、彼が毎日作るのにいつも売れのこるブルーベリーパイ。すこしずつ2人の心が近づいてきたある日、エリザベスは思う。新しい恋をはじめるまえに、回り道をしよう、と。NYから遠く離れた土地で、エリザベスが出会う、さまざまな愛の形…名匠ウォン・カーウァイ監督が、ベストセラー作家ローレンス・ブロックと作りあげた、切なくも幸せなラヴストーリー。
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