2008年7月9日発売
おくりびと〔小学館文庫〕おくりびと〔小学館文庫〕
「こりゃ誤植だ。旅のお手伝いじゃなくて“安らかな旅立ちのお手伝い”だから、うちは」小林大悟が求人広告を手にNKエージェントを訪れると、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられた。NKは「納棺」-遺体を棺に納める仕事を、大悟は妻の美香に打ち明けられなかった。戸惑いながらも働きはじめた大悟は、佐々木の納棺師としての真摯な姿勢を目の当たりにする。さまざまな境遇の死や別れと向き合ううちに、この職業への矜持が大悟の心に芽生えていくのだが…。人の生と死をユーモアと感動で描き、笑って泣いたあとには大きな愛が胸に届く物語。
シャカリキ!シャカリキ!
自転車で坂を登ることに情熱を傾ける高校生、テルこと野々村輝は日の大亀ヶ丘高校の自転車部に入部する。チームのエースは鳩村大輔。高校生ながら国内の主要大会で入賞する実力者だ。自転車ロードレースは、エースを勝たせるために他の選手が全力でアシストする。テルは鳩村と競いながらも、チームのための走りに少しずつ目覚めていく。テルの得意な山岳コースを舞台にした石渡山ロードレースで、テルと鳩村はライバル鳳帝高校のエース・ユタと抜きつ抜かれつのデッドヒートを。最後に勝つのは誰なのか。テルの姉・さゆりの視点で描いた青春が熱いノベライズ。
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