2009年9月20日発売
感情教育(上)感情教育(上)
法律を勉強するため上京した十八歳の青年フレデリックは、帰郷の途上、セーヌ河をゆく船の上で美しき人妻に心奪われる。やがてパリ暮らしを再開した彼は、一途に人妻を想いながら、夫の経営する新聞社や社交界に出入りをするようになる…。革命前後のパリで生きる夢見がちな青年と、彼をとりまく四人の女の物語。
感情教育(下)感情教育(下)
美しき人妻アルヌー夫人、高級娼婦ロザネット、社交界の名花ダンブルーズ夫人、田舎で彼を待つ可憐なルイーズ。四人の女性に愛されながら、夢のような恋を求めてパリ暮らしを続ける青年フレデリックが、純真さとひきかえに少しずつ成長していく…。『ボヴァリー夫人』とともに名訳で贈る小説の最高峰。
月下の恋人月下の恋人
恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風蕭蕭」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」…。珠玉の十一篇を収録。
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