2010年1月13日発売
ライアン・ビンガム。職業・凄腕リストラ請負人。ハンサムで女性には不自由したことがない。大手企業に雇われて余剰人員に引導を渡すため、全米を駆け巡る毎日。年間出張三二二日とあって、アパートメントも引き払い、飛行機の中とホテルが愛する我が家。もうすぐ今の会社と縁を切り、格上のコンサルティング会社に転職してキャリアアップする予定だ。だがその前にしておかなければならないのが会社の金で“グレートウエスト”航空のマイレージを百万マイル貯めること。あと六日、八つの都市を巡ればミッションは完成なのだが…。ジョージ・クルーニー主演映画『マイレージ、マイライフ』原作小説。
昭和の文芸に不滅の業績を残した山本周五郎。短篇の名手と評された周五郎の作品を、新たな視点で編纂した傑作選第一巻。隠し子をめぐる若侍の夫婦愛と友情を描いた表題作をはじめ「ひやめし物語」「いさましい話」「城中の霜」「枕を三度たたいた」「月の松山」「桑の木物語」の、武家ものの秀作七篇を収録した。周五郎の描く武士は、決して特殊な生を生きる人々でなく、愛し憎み、時に過ちを犯しつつも懸命にその生を全うしようとする。その姿は、文壇的栄誉を拒み、つねに読者に向き合おうとした周五郎の人生に似て、今も我々の胸を打つ。
吾郎が四年ぶりに、福岡から横浜に戻ってきたー!!横浜に帰ってきた吾郎は、三船東中に転入し、昔の仲間である小森たちと再会する。吾郎に出会い、野球のすばらしさを知った小森は中学でも野球を続け、キャプテンになっていた。しかし、山根率いる不良部員からのいやがらせにより多くの仲間が退部し、野球部はいまや廃部寸前の状態になっていた。野球部をたてなおそうと、小森は吾郎に野球部入部をすすめるが、なぜか吾郎はサッカー部に。福岡にいるあいだ、吾郎にいったい何が起こったのかー。累計二十万部ヒットの大人気シリーズ、待望の第三弾。
もはや教育の現場から姿を消した「神話」。なぜ神話が存在し、人々は神を崇めるのか?古来より人々は歴史を神話に例えて語り継いできた。それを日本で初めて文字として書き記したのが文官・太安万侶である。有史以来、長い日本の歴史を紐解くべく、数世紀にわたる編纂を経て伝えられてきた日本最古の歴史書のひとつを漫画化。