2012年10月25日発売
観客でごったがえすブロードウェイのローマ劇場で非常事態が発生。劇の進行中に、NYきっての悪徳弁護士と噂される人物が毒殺されたのだ。名探偵エラリー・クイーンの新たな一面が見られる決定的新訳!
昭和9年浅草。神隠しの因縁まつわる古木「触れずの銀杏」の下で発見された男の死体。だが直後に死体が消えてしまう。神隠しか、それとも……? 美貌の天才にして唯我独尊の毒舌家・朱雀十五が謎に挑む!
エネルギー戦略の失敗から、日本では19年前に「夜」制度が導入された。節電のため夜間は電力の供給が完全に途絶え、外出は禁止。通信・警察・医療機関も全停止する。親に内緒で、冒険気分で「夜」の吉祥寺に出た高校生・アキラと仲間たち。だが彼らは知らなかった。「夜」には「何か」が目を覚ますことをー。1人、また1人と仲間たちが消えていく。彼らはこの恐怖の一夜を生きのびられるのか。新世代サバイバル・ホラーの決定版。
造形美術の第一人者として世界の注目を浴びる著者。80年代、自分の魂を探りNYに生きるゲイの性愛を描き、新人文学賞を受賞した傑作が、現代に蘇る! 愛に飢えた青春の痛みを、耽美な文章で綴る。
ついに神々との絶望的な闘いに挑むサイボーグ戦士たち。しかし、神々の圧倒的な力の前に次々と仲間が倒れていく。生き残った彼らが最後にとった作戦とは……? 幻の大作、堂々の完結!
古城に隠された謎を解け!かつて掏摸だったリアムは、名探偵ホームズを目指して少年探偵団で修業中。貧民窟に住むリアムの下に、ウィザフォード伯爵の遣いが現れた。父と伯爵の関係とは?伯爵の子・エドワードが語る「13年前の殺人事件」とは?過去の秘密が現在の闇と混じり合い、リアム父子の運命も変えていく。一方、リアムの失踪を探っていた他のメンバーは、あの“教授”の陰謀へと近付いていく…。
しあわせな暮らしを求めて、同居することになった女3人。一人暮らしは寂しい、家族がいると厄介。そんな女たちが一軒家を借り、暮らし始めた。さまざまな事情を抱えた女たちが築く、3人の日常を綴る。
“鼠”こと次郎吉が酒を飲んでいた店に、抜身を手にした男が入ってきた。どうやら人を斬ってきたらしい。男は「しくじった…やり直しはできん。俺はもう終りだ。けりをつける」と言い残すと、刀で首を斬って自害した。一方、騒ぎに巻き込まれた店で働く娘おようは、自害した男が落としたあるものを懐に忍ばせ、家路を急いでいたー。盗賊・鼠小僧が悪をくじく痛快エンタテインメント時代小説。絶好調のシリーズ第4弾。
ジャーナリストの広瀬隆二は、代議士の今井から娘の香奈の行方を捜してほしいと依頼される。彼女の足跡を追ううちに明らかになる男たちの影と、隠された真実とは。警察小説の旗手が描く、社会派サスペンス!
「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。
八神森司は、幽霊が「見えてしまう」体質の大学生。片想いの美少女こよみのために、仕方なくオカルト研究会に属している。ある日オカ研に、女の顔の形の染みが、壁に浮き出るという悩みが寄せられ……。
一つのエピソードでは物足りない方へ、そしてシリーズ初読の貴方へ送る傑作群! 第1話 凜田莉子登場/第2話 水晶に秘めし詭計/第3話 バスケットの長い旅/第4話 絵画泥棒と添乗員/第5話 長いお別れ。
1冊の本との出会いが、「それまで」と「それから」をまるで違うものにしてしまうことがあります。今号では、そんな「特別な1冊」を、個性あふれる44人の方々に語っていただきました。そして、新人による短編6作品もお送りします。どうぞお楽しみください。 ■特集(1) 44人の「わたしの1冊」 杏 池田進吾 いしいしんじ 石崎洋司 石津ちひろ 伊藤有壱 今江祥智 岩崎俊一 植田 真 魚住直子 江國香織 大木幸二 大久保雨咲 岡田 淳 角野栄子 川島 誠 川本真琴 小池昌代 小森香折 斉藤 洋 新沢としひこ スズキコージ 千住真理子 ミヒャエル・ゾーヴァ 大道珠貴 高尾素子 高畠 純 富安陽子 長嶋 有 中村 航 那須田 淳 二宮由紀子 長谷川 朗 濱野京子 ひこ・田中 平岡あみ 三浦しをん 三角 綾 三井淳平 茂木健一郎 山崎直子 山下明生 吉田戦車 寮 美千子 ■特集(2) 新人短編競作 「絵のなか」伊藤美香 「夏休みのぬけがら」昼田弥子 「not Cycle, Nostalgy(ノット サイクル、 ノスタルジー)」日吉仔郎 「オオカミさん、おはいんなさい」山本プーリー 「母のワンピース」庭野 雫 「俺を殺す方法」くぼひでき