小説むすび | 2012年11月27日発売

化粧品メーカーの研究部に勤める秋山箱理、２７歳。入社４年目にして最大の危機＆恋のめざめが到来。

世界各地で、死んだ人間がよみがえる「復生者」のニュースが報じられていた。生き返った彼らを、家族は、職場は、受け入れるのか。土屋徹生は３６歳。３年前に自殺したサラリーマン、復生者の一人だ。自分は、なぜ死んだのか？自らの死の理由を追い求める中で、彼は人が生きる意味、死んでいく意味を知るー。私たちは、ひとりでは決してない。新たな死生観を描いて感動を呼ぶ傑作長編小説。