2013年4月25日発売
高校に入って初めての夏休み。先ごろ眞魔国第27代魔王に就任した野球小僧・渋谷有利は、自分の誕生日前日、水族館のイルカプールに落ちて流され、3度目の異世界行きを果たす。するとそこではニセ魔王騒動が起きていて!?(「今夜はマのつく大脱走!」)彼女いない歴=年齢の魔王ユーリの前に、ある日“ご落胤”を名乗る幼女が現れた!身に覚えのない隠し子の登場に動揺が走るが…(「明日はマのつく風が吹く!」)。大暴走ファンタジー、第2弾。
浅見光彦は、母・雪江のお供で兵庫県の名湯・城崎温泉を訪れた。土蜘蛛伝説が伝わるこの地で温泉情緒を満喫しようとした浅見母子だが、現地で「幽霊ビル」と呼ばれるいわくつきの建物で死体が発見された現場に行き当たり、現地で調査を始めることに。3人目の遺体が発見された異常事態を自殺と決め込む現地警察に対し、浅見はこのビルが悪徳商法で名高い保全投資協会に建てられた物であることから、事件性が高いと主張するがー。
時は平安。相棒の物の怪とともに都に戻ってきた、大陰陽師・安倍晴明の末の孫・昌浩。だが、失われた『眼』の力は房らないままだった。一方、都では、彰子の異母姉妹である中宮・章子が病に倒れ、中宮の平癒祈願に向かった晴明が、玄い影に襲われるという非常の事態が起きていた。昌浩は中宮の里内裏である土御門殿を訪れるが、そこには謎の怪僧が待ち受けていた!?大人気の見習い陰陽師物語「天狐の章」第2弾、登場。
天下の日本橋。ふらふらと橋を歩く坊主頭がいた。凶暴な顔つきのその男が、頭巾のようなものをかぶった途端、驚くべきことが起きた。なんと男は、いきなり爆発したのだ。阿鼻叫喚の騒ぎとなった橋から、男は逃げていったという。前代未聞の出来事が、実は長州忍者のしわざだと思った織江は、やがてその恐ろしい目的に気づくー。そして晩年、遠く離れた地で暮らす彦馬と織江は、再び妖しい影と対峙する。シリーズ第2弾。
病に伏せっていた将軍家重の側近、大岡出雲守忠光が、闇夜に化け物に襲われた。辛くも撃退するが、その正体を探るべく、またもや京嵐寺平太郎に白羽の矢が立てられてしまう。平太郎はいやいやながらも、幼馴染の妖怪大将・樋熊長政の力を借り、小さな雷の妖怪“らいき”を肩に乗せた大田道寛とともに化け物を追うが…。江戸を賑わす怪事件の元凶が、ついにその正体を現す!妖怪痛快時代小説、緊迫のシリーズ第2弾。
気がつくと涼は北京にいた。祖父・竜弦に“傀儡の術”をかけられたのか。だが驚く間もなく、涼は現代中国の恐るべき現実に直面する。少女を狙った人身売買、官僚の堕落と暴力、ウランの闇取引、公害の垂れ流し、死体ビジネス…。それが中国だけでなく日本をも侵蝕していると知り、涼は地元の組織とともに立ち上がる。しかし、中国を覆い尽くした闇は底知れず深かった…。アクション巨編第3弾。
根岸肥前守の発案で発足され、町奉行所で解決できなかった事案を改めて受け持つ「奉行組」。彦蔵は、その一員となることで生計を立てながら、絵の修業を続けていた。江戸随一の版元・蔦屋重三郎の紹介で歌川豊国に師事したものの、なかなか満足のゆく絵が描けない。そんな折に出会ったのが、東洲斎写楽だったー。幼きころの仇も姿を現し、彦蔵は運命の大きな流れに翻弄されてゆく。人気沸騰の書き下ろしシリーズ、第3弾。
老人福祉施設のデイサービスセンターに勤める純子は偶然、一生忘れようとしても忘れられない女性の担当になった。かつて、純子が小学生の頃、食べきれない給食を無理やり食べさせようとした女のー(『給食』)。「食い物の恨み」はこんなにも恐ろしい!食事にまつわる怖い話を語る女性たちのおしゃべりが次第にエスカレートしていくさまを描いた「怖い食卓」など、「食」と「女」をテーマにした心理ホラーをあつめた短編集。
幽霊が視えてしまう体質の大学生、八神森司。その能力を生かし(?)、オカルト研究会で、美少女こよみに密かに片想い中。しかしオカ研には、恐怖の依頼が続々と、凍死寸前の男が訴える「雪おんなの祟り」や隙間から覗く眼など、難問奇問を調査する中、恐れていた出来事が!それは、こよみの元同級生だという、爽やか系今どき男子(しかも好青年)小山内の登場で!?ホラーなのに胸キュンと大人気、青春オカルトミステリ第3弾。
高校を卒業したあゆみは、なおやと出会った。かっこよくて優しくてちょっと陰のあるなおやに惹かれたあゆみは、ほどなくして付き合い自分のアパートで同棲を始める。だが、なおやは徐々に変わり、働きもせずギャンブル三昧、機嫌が悪ければ物にあたるように。好きだった彼に不信感を抱き始めた頃、あゆみはなおやから暴力をふるわれるようになってー。立ち上がれないほどに殴られ続けるあゆみだけど、なおやから逃れられなくて…。絶え間なく続く彼からの暴力、地獄のようなDVの日々。逃れられない愛に苦しんだ末、少女が辿った衝撃の結末とはー。第6回魔法のiらんど大賞ホラー部門賞受賞。
南校イケメンヤンキーズ最大の敵・千春との一戦を終え、再び囚われの身となったミホのもとに現れたのは、屋敷に入ることを許されない甘党王子・千里。久々の対面を果たした2人は、『ロミオとジュリエット』さながらの甘ーい雰囲気…。「オマエを離すつもりはない」つ・い・にー妄想オジョーサマ・ミホを極悪な斉藤家から救出すべく、イケメンヤンキーズが総出で動き出す!!ミホが出席するというセレブパーティーの情報を入手し…はちゃめちゃなヤツらが、ついに社交界デビュー!!??ハラハラドキドキの第10巻。