2014年1月20日発売
ユニヴァーサル野球協会ユニヴァーサル野球協会
完全試合達成まであと一人!スタジアムの期待と興奮は頂点に達するーユニヴァーサル野球協会はヘンリーが考案した野球ゲーム内の架空のリーグだ。試合展開を決めるのはサイコロと各種一覧表。毎夜ゲームを実施し、野球協会の仮想世界に没入するヘンリーだったが、ある日試合中に起きた大事件をきっかけに虚構と現実の境界が崩れ始める。現代の神話を創造するポストモダン野球小説。
トラップトラップ
捜査実績で同期に水をあけられた警視庁捜査二課の西澤は、所属する第三知能犯捜査係に伝わる“伝統的捜査手法”で犯人に迫る。証拠を固め、逮捕状を上司に求めるが、上司は「まだだ」と冷静に告げる。立件に自信を持っている西澤は再度詰め寄るが、答えは変わらない。理由を尋ねる西澤に、やがて上司は一枚の紙を机に置く(「土管」)。誰よりも狡猾で悪事に長けた知能犯を追いつめる刑事たちを描き、時に恐れを、時に情を誘う濃厚な四編を収録。
ワースト・インプレッションワースト・インプレッション
始末書を乱発している若き刑事・畑山理恩。捜査本部長に減らず口を叩いたり、異常な食い意地で騒動を起こしたり、出かけるたびに迷子になったり…。だが推理だけは超一流!理恩をバカ扱いする部下の寒山拾得とともに、タレント歌人の失踪、大学教授の怪死といった4つの難事件に立ち向かう。笑いはたっぷり、謎解きはしっかり。この味はクセになる!
ラテンアメリカ傑作短編集ラテンアメリカ傑作短編集
スペイント語圏ラテンアメリカ短編文学のはじまりともいえる重要作品「屠場」をはじめ、幻想的な「ルビー」「赤いベレー」「新しい島々」、大地の渇きが伝わる「インディオの裁き」「その女」など、ロマンチシズムからモデルニズモ、クリオーリョ主義、実存主義までの多彩な傑作短編を、文学の発展過程を見通せるように編纂。本邦初紹介作品を含む、心を打つ名作18編。
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