2014年11月25日発売
突然、砂漠の国にトリップした女子高生・詩織。私が救世主ってどういうことですか!?祟められる日々に戸惑うなか、手を差し伸べてくれた凛々しい青年カリーム。優しく孤独を癒やしてくれる彼と恋人同士のように。「愛している。私の妻になってくれないか?」とろけるように甘く囁かれ、初めての体験を…。求婚を受けいれて知った衝撃の事実ー。彼は国王陛下!私が王妃に!?いちゃラブたっぷり。砂漠の結婚ファンタジー。
吉田松陰によって、出会う前からおたがいの存在を意識したふたり。しかしー小田村伊之助の祝言に現われたのは、文の姉、壽だった。そして、松陰が文の相手に選んだのは、弟子の久坂玄瑞だった。それぞれの気持ちとは裏腹に、義理の兄妹となったふたりは、松陰の死、久坂玄瑞の死を乗り越え、再び惹かれあっていくー幕末〜明治の長州で、時代に翻弄されながらも真摯に生き抜いた小田村伊之助と杉文。幕末維新を見守り続けたふたりの愛の物語。
巧妙に操作されたマルウェアによって世界中のネット・トレジャーハンターたちが襲いかかる。ネット遺書保存サービスを悪用して誘い出し、友人たちは人身(情報)売買にさらされ、そしてついには彼女のネット情報自体が消去され、メールすら出来ない状態に…。悪意に満ちた攻撃にさらされるなか、彼女が最後に信じたものとはー。サイバー・サスペンスの新たな傑作!
敗戦から6年、瀬戸内のある軍港都市で起こった女性連続殺人事件。被害者には能面が被せられていたー審査員刮目の「動機」が物語を一変させる傑作!島田荘司選第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作。
海斗(カイト)と流歌(ルカ)との関係が崩れてから約一年の月日を、未来(ミク)は閉鎖病棟で過ごしていた。自らが犯した罪の重さに自責の念を絶やさない未来はあるとき、彼女が心を開く切っ掛けとなる煉(レン)と心に闇を抱える凛(リン)に出会う。彼らとの出会いは、新たな悲劇の幕開けとなるのかー。
18世紀末、アイルランド語詩の伝統が衰えゆくなかで、アイルランド語で書かれた幻想的パロディーブライアン・メリマン(1750頃ー1805)の『真夜中の法廷』。本書は、『真夜中の法廷』の日本語訳とともに、英語による文法解釈、メリマン論を集約した類例がない貴重な内容となっている。原詩と英語解釈、語彙ノートもついて、アイルランド語の学習にも最適!