2014年5月発売
MM9(invasion)MM9(invasion)
地震、台風と同じく自然災害の一種として、怪獣災害が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では、気象庁内に特異生物対策部が設置されている。7年前から眠ったままの、少女の姿をした怪獣ヒメを移送中のヘリが、突如飛来した青い火球と接触、墜落した。同じ頃、つくば市に暮らす高校生、一騎の頭の中で少女の声がした。彼女は宇宙怪獣の地球襲来を警告する。『MM9』第2部。
ためらいの媚薬ためらいの媚薬
南北戦争終結から十年後のミシシッピー州の小さな町。マチルダは町外れの森の中でひとり暮しをしていた。彼女を“魔女”呼ばわりする人もいたが気にはならなかった。栽培した花や薬草、自ら焼いたパンなどを町で売り生計を立てる気ままな日々。そんなある日、逞しい身体をしたハンサムな実業家デクランが彼女を訪ねて来る。彼は遠回しに“惚れ薬”を作って欲しいと言ってきた。マチルダは一旦断るのだが…。RITA賞受賞のベテラン作家が贈るユーモラスで官能的なお伽話風ヒストリカルの傑作!