2016年5月18日発売
虹のふもと虹のふもと
球界を代表するピッチャーとして海を渡り、MLBでも活躍した川井秀人。45歳になった今も、日本の独立リーグ「JMリーグ」でプロとして現役を続けている。人気拡大を目指し、リーグはエクスパンションを決定。川井は新設されるハワイのチームに移籍することに。そこで待っていたのは、かつて“捨てた”一人娘の美利だった。メジャーを目指す若い選手やフロント陣の野心うずまく中で、元一流選手が“現役”にこだわる意味とはー。読む旅!日本とハワイをつなぐベースボールジャーニー。
花舞う里花舞う里
母親に連れられ、奥三河の集落に来た潤。そこは花祭りという伝統神楽が根付く地だった。村のみんなが一体となって準備を進める中、潤は祭りへの参加を拒否する。潤の心には、どうしても癒やすことのできない傷があった。
京都・高野路殺人事件京都・高野路殺人事件
長野県安曇野のホテルで、東京都新宿区在住のイラストレーター早見有希世の他殺体が発見された。彼女は、安曇野の優良企業であるアイケ理研の社長・笛木岳彦の支援を受けていたという。痴情のもつれか?しかし、笛木は彼女の死亡推定時には京都の出張所にいたはずだというのだが、出張所を訪れた様子はなく、行方不明となっていた。笛木は、京都にも愛人を囲っており、彼女の故郷である高野山に潜伏している可能性が浮上するが…。そして新たな殺人が!?道原伝吉シリーズ、書下し長篇山岳旅情ミステリー。
いのち買うてくれいのち買うてくれ
宝暦十一年(一七六一)、遠山弥吉郎に主君を誑かす不届き者・丸屋を闇討ちせよとの密命が下る。弥吉郎は正義のため、そして家禄の引き上げのために、難題を引き受ける。しかしそれは謀略だった。妻子とともに江戸へ逃げることになり、並々ならぬ貧苦に揉まれ、ただひとつ譲れぬものを見つめなおそうとする弥吉郎だったが…。魂震える時代小説超大作!
PREV1NEXT