2016年7月4日発売
拾った女拾った女
幻の傑作ノワール、登場 ローレンス・ブロック絶賛! 哀しみ色の街で 破滅へとひた走る愛ーー。 「直球ど真ん中のノワールと見せかけて、 実は読者の手元で変化する曲球」--若島正 「チャールズ・ウィルフォードより優れた クライム・ノヴェルなんて誰にも書けない」 ーーエルモア・レナード 「ディヴィッド・グーディスのロマンティシズム、 ホレス・マッコイの手になる疎外された除け者たちの肖像、 チャールズ・ジャクソンが「失われた週末」で描きだした 酒浸りの人生。本書はその鮮やかな融合だ」 ーーウディ・ハウト (『Pulp Culture』『Neon Noir』著者) サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの 美しい女がカフェに入ってきた。コーヒー を飲んだあと、自分は文無しのうえハンド バッグをどこかでなくしたという。店で働 くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女 を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。 翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会 したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレン と夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だ ったが、彼らの胸中に常につきまとってい たのは、死への抗いがたい誘いだった。巨 匠初期の傑作遂に登場!〈解説・杉江松恋〉
シャナラの妖精石(エルフストーン)前編 選ばれし者シャナラの妖精石(エルフストーン)前編 選ばれし者
エルフの国ウェストランドを守護する生命の樹エルクリスが枯れはじめた。長い戦いのあと訪れていたつかの間の平和はふたたび破られ、不穏な影が忍び寄る。封じられていた魔物どもが、首領ダグダ・モーアの指揮の下、“結界”を越えて世界へと侵入を開始したのだ。エルフの姫アンバリーと勇者の孫であるウィルは、エルクリス再生という重大な使命を帯びて、世界の命運をかけた危険な旅へと出発するー。
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