2016年8月30日発売
中学3年生の築舘凛は、4歳のときに両親が離婚して以来、新聞記者の母・深雪との母子家庭。夏休みに入った7月末、深雪が海外出張中のため母の従姉夫婦が営んでいるペンションで過ごしていたが、強盗に襲われ従姉夫婦は殺されてしまう。凛は間一髪で助かったが、さらに深雪が行方不明に。執拗に凛を追う強盗たちは、どうやら築舘家に伝わる秘文「ドチリナ」を探しているらしい。凛は、仕方なく離婚以来疎遠だった言語学者である父・桜小路賢史を頼ることに。桜小路は、凛の携帯電話のマイクロSDカードの中から、「ドチリナ・カムイモシリ」と書かれた古文書の写真を見つけるー。岩手の山奥に350年以上守られた「ドチリナ」の謎が明かされるとき、黄金伝説が蘇る!
仕事で失敗し、怖〜い社長に目をつけられた私。社長室で二人っきりになったら、彼は豹変!クールなデキる男だったハズがメロメロに?マッサージからのなし崩しHに始まり丹念な愛撫や、蕩けるような甘いキス。照れつつも、愛情たっぷりの言葉まで。けれど私には子どもの頃、結婚を誓った人が。え!?その初恋の人が社長!?12年間ずっと一途に私を愛していたなんて!クール社長が甘〜いダンナさまに溺愛結婚ノベル。
8歳の夏から、すべて憶えている。見たもの、聞いたこと、触れたもの、そのときの感情も全部。でも、さすがにメモリーが限界だ…彼女は生きるために、ある計画を実行する。特殊能力で稼いだ二億円。東大医学部も辞め、一人で生きていくはずだった。でも、出逢ってしまった…。気鋭の脚本家による“忘れられない”物語!
漫画家になり損ね、浅草の路上で似顔絵を描いて生計を立てている袴田鉄雄。あるとき、彼の腕前を見込んだテレビ局の人間から、「法廷画」を描いてほしいという依頼が舞い込む。注文通り描いた絵が、テレビで放送された直後ー鉄雄は頭を殴られて昏倒する。彼は一体、何を描いてしまったのか?