2017年5月2日発売
ぼくはパパに育てられた。パリで生まれたぼくは、ママを失った後、パパと二人で生きてきた。大人になったぼくは、恋人と共に、パパたちの物語と自らの未来に向き合っていく。フランスで子育てをする著者が描く、家族と愛をめぐる運命的な長編小説。
悪名高い実業家添田が、白馬にまたがった黒い鎧の騎士に剣で殺されるという謎の事件が発生。しかも愛人今日子の目の前で!次に騎士が現れたのは、あるパーティ会場。製薬会社会長の黒川の心臓を槍でひと突きにした。騎士の正体とは?何が目的なのか?!現場に居合わせた鈴本芳子は、被害者の娘黒川さつきに相談を受け、おなじみ“第九号棟の仲間たち”と「黒い騎士事件」に迫る!
老夫婦が住んでいた空き家で、男女の白骨死体が発見された。行方不明になっていた夫婦の銀行口座からは二千万円が引き出されていることが判明。捜査を進めると、他に高齢者夫婦が三組、行方不明になっていることもわかった。立て続けに起った高齢者失踪事件。しかし、上層部の消極的な姿勢が捜査の邪魔をして…。葛木父子の所轄魂に火がついたとき、衝撃の真相が明らかになる!本庁が事件を潰す?リアル警察小説!!「所轄魂」シリーズ第2弾!
巣鴨の路上でIT企業社長が刺し殺された。目撃者も凶器も発見できず、剣持直樹たち極秘捜査班に白羽の矢が立つ。社長は粉飾決算を繰り返したが、会社は倒産。その前に、起業家仲間、投資会社を始め企業舎弟や闇金業者からも金を借りまくり、個人資産五億円を密かに交際中の元タレントに預けていた。金の臭いを嗅ぎつけたハイエナ達が暗躍する実態が次々と明るみに。長篇サスペンス。
宝飾品職人のイーザは、姉夫婦が引き起こした宝石盗難事件に巻き込まれ、新婚の夫に別れを告げる間もなく逃亡を余儀なくされた。事情を知らぬまま残された夫のヴィクターは事件の容疑者として拷問され、また妻に棄てられた傷心から疑い深い人間になってしまう。それから十年後、友人の探偵社でイーザらしき女性の消息をつかんだ彼はスコットランドにおもむき、ついに妻と再会する。互いへの強い想いは戻りながらも疑心は消えず、しかもイーザには大きな秘密があった…新展開!公爵の探偵団シリーズ・第二弾!