小説むすび | 2018年11月6日発売

2018年11月6日発売

砂の街路図砂の街路図

出版社

小学館

発売日

2018年11月6日 発売

父が隠していた、嘘より哀しい死の真相とは なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのかーー。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を求めて、両親が青春時代を過ごした北海道の運河町へと旅立つ。二十年前、父が溺死する直前まで飲んでいた酒場の店主によれば、同じ法科大学漕艇部員だった女性の密葬に参加するために滞在していたらしい。さらに、昭和44年に漕艇部で起きたある事件を機に、陽気だった父の人柄が激変したことを知る。 この街には、僕の知らない父がいた。 父が隠し続けた、ぬぐいきれない恥辱と罪悪感。 知られたくない、でも忘れられない過去がある。 果たして、父は事件に関係していたのか? 家族にさえ隠し続けていた苦悩と死の真相とは? 会心の野心作にして、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生!! 解説は中江有里氏。 第一章 運河町ホテル 007 第二章 法科大学 034 第三章 運河町倶楽部 055 第四章 硝子町酒房 072 第五章 バイオリン弾き 099 第六章 郡府日日新聞 147 第七章 正教会前広場 164 第八章 幽霊船奇譚 185 第九章 製材所通り 211 第十章 舗道と靴音 243 第十一章 埋もれた街路図 281 解説 中江有里 311

夢探偵フロイト夢探偵フロイト

著者

syo5 / 内藤了

出版社

小学館

発売日

2018年11月6日 発売

女性が髪を切られる猟奇的殺人事件を追う! 神田川で、若い女性の溺死体が発見される。真っ赤なベビードールを身につけた死体は、なぜか髪が剃り上げられていた。 あかねは友人のカスミに頼まれ、急に来られなくなった”河野さん”の代わりに、コスプレ姿でロリィタパブのティッシュ配りのバイトをすることに。一方、夢を可視化するプロジェクトを行う夢科学研究所に、はじめてのスポンサーがつく。高級スリープウェア会社から、「吉夢を見られる枕の開発」の依頼が舞い込んだのだ。フロイトたちは睡眠実験を始めるが、被験者の中に混じっていたスポンサーの娘の翠は悪夢に悩まされていた。 そんな折、神田川の溺死体が”河野さん”だったことが判明し、15年前にも似たような事件が起きていたことが分かる。お祭りの日、神社の裏山で女の子が絞殺され、髪を切り取られた遺体で発見された「てるてる坊主殺人事件」--フロイト、ヲタ森、あかねの3人はこれを連続殺人事件と見て、真相を追っていく。 多くの女の子が無惨な姿で殺された猟奇的未解決事件の犯人とはーー 夢を手がかりに事件に挑む、大人気ミステリー第2弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 「悪夢が憎い」というフロイト教授が、夢を研究しなければならない理由が明かされるーー!? あかねのライバル(?)翠の登場で、フロイト、ヲタ森、あかねの3人の関係がどう変化していくのか、お楽しみに。

図書室の神様たち図書室の神様たち

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小学館

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2018年11月6日 発売

過去と現在が交錯する図書室で出会った二人 居心地の悪い家に帰りたくない爽風は、放課後の時間を潰すために、学校の裏庭に建つ三階建ての古い図書室へ向かった。誰もいない図書室で本を探していると、物陰からひとりの男子学生が現れる。彼、笹木誠は同じ学年らしいが、まったく顔を知らない生徒。そして優しい笑顔を見せる彼の口元には、誰かにつけられたであろう痛々しい青痣があった。 「この世界の神様になりたい」と呟く不思議な誠。彼に何が彼に起きているのか聞けないまま、爽風はその後もたびたび図書室で誠と会い、しだいに二人の心は寄り添っていく。 だが、ある日偶然手にした数年前の卒業アルバムに、爽風は誠の姿を見つける。そして、かつて誠の担任だったという教師から、驚愕の事実を知らされて……!? 時間が交錯する不思議な図書室で、繋がったふたりの「いま」。爽風は誠を未来の“死”から救おうと、事なかれ主義だった自分を奮い立たせる。諦めを希望へと変えるためにーー! 胸がふるえる感動の青春ストーリー!!

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