2018年12月10日発売
ギルド対抗戦で二大ギルド【集う聖剣】と【炎帝ノ国】を下し、それぞれのギルドマスターとも交流を深めたメイプル。次なる階層でメイプルは彼らと冒険することに! 最強たちの目に彼女はどう映るのかーー!?
再就職先でのんびり竜を育てるドルト。だが、仕える王女のもとに、国家の威信を懸けて行う竜騎士戦の申し入れが! 本来関係無いはずが、最強の竜を育てる技術は国内で頼られるだけでなく、大国にも狙われてーー。
『オレンジ色の髪の子に人生を奪われる』という予言を受け、数年後。イザベラのもとにオレンジ髪の専属メイドがやってきた! ゲーム展開と違いすぎて予測不可能、死の危険がいっぱいの学園生活がはじまる……!
屋根裏部屋から抜け出し、幼馴染みのクロードとの幸せを掴んだ元・公爵夫人。しかし、平穏な新婚生活はまだ遠い!? 元・夫でもある公爵の突然の来訪がきっかけで、社交界の悪をあばくことに……!?
魔法士として将来を嘱望されていたグラス。しかし、選霊の儀で「はずれ」とされる草の精霊を引いたことで、夢であった宮廷魔法士への道を閉ざされてしまう。めげずに適性を活かし、「精霊医」の資格を取得したグラスに、ある日王家から宮廷魔法士に任命するという勅命が届く。ただし条件として、王女が率いる女性だけの騎士団の軍医として、最前線の戦場に赴かねばならずー!?全てを癒やす精霊医の、戦記ファンタジー開幕!
魔導列車や領内の発展など、やることが山積みのクルリ。そんな中、猫先生との再会でクルリとエリザの記憶を戻せる方法が判明!ゆっとの思いで記憶を取り戻したーと思いきや、お互いの好感度が0のころまで戻ってしまい…ケンカした挙げ句出て行ったエリザだが、彼女が乗った列車が襲撃されてしまい人質に!!彼女を助けるべく、「あの」魔法生物達に救出の手助けを頼むが…。果たしてクルリは、無事に助け出すことが出来るのか!?
冒険者として順調にランクアップをしていたトシキ達は、不当に扱われる奴隷の解放を目標に動き出す。奴隷制度に関与している大商人を相手にするには、王をも裁く権力を持つ『天網監察官』の力が必要で……?
社交界でメルリスが注目され始める頃、タスメリア王国は再び戦争の危機に直面し!? メルリスが駆け抜け、アイリスが受け継ぐ、大切なものを守る覚悟を描くシリーズ、堂々の完結巻! アイリスたちのその後も収録。
女人探訪の旅、新章へ。予測不能な男女の綾 大学三年生になった真吾は、同級生の宮本から自分が今住んでいるアパートの部屋を借りないかと持ちかけられる。なんでも宮本は、アルバイト先の事務員で人妻のセイ子と関係ができ、さらに、彼女から紹介された子持ちの未亡人・絢子とも深い仲になったという。そして、女所帯の絢子とその娘に情が移り、用心棒も兼ねて同居することを決めた宮本の話を、真吾は興味深く聞く。自身も下宿先の未亡人ちえと関係ができ、今後の逢い引きのためにも、また中学生になって女らしさを増してきたちえの娘・雪子と距離を置くためにも、その提案を受けることにする。引っ越しを済ませた真吾は、性の実験相手として始まり、今なお関係が続いている明美の存在をちえに明かす。アパートに住むということは、出入りが自由になる分、真吾が親しくしている女性たちが鉢合わせてしまう可能性があるため、先手を打ったのだ。ちえは、咎め立てることなく、理解を示す。新しい住まい、昭和荘にはいろいろな住人が住んでいた。真吾は引っ越し当日から早速、さまざまな男女間トラブルに巻き込まれることになる。
夏の島へーー旅先は淫らなアバンチュール 昭和荘に移った真吾の周辺には、つねに多くのドラマが発生し、騒動が起こっていた。同じ階の金杉の恋人あゆ子や、階下の人妻・時江から誘惑されるもなんとか逃れ、改めて東京にはいろいろな人間がいることを実感するとともに、その刺激を面白くも思うのだった。部屋には、かつての下宿先の未亡人ちえや東京での性のパートナー明美も訪れたが、ついにはちえの娘で中学一年生の雪子も遊びに来ることに。雪子を欲望の世界に導いてしまったことを悔やんでいる真吾は無難に切り抜けようとするが、雪子は部屋で二人きりになることを望む。雪子の積極性にある痛々しさを覚えながらも、その青い果実に情欲をそそられてしまうのであった。そしてまた夏ーー。郷里に帰る真吾は駅で同級生の岡本と偶然一緒になり、車内では相席となった男女と話がはずむ。男はブローカーで、女は夏休み明けからある商売に身を投ずるという春絵。彼女に誘われて、二人はその実家がある瀬戸内の島に立ち寄るため途中下車をする。島では若い未亡人のあまりある接待や春絵の情熱的な誘惑、そして広島から来ていた女性三人組との濃厚なアバンチュールが待っていた。
ある理由から存在感を消せるようになった高校生、鈴木伊織。彼女を認識できるのは、友人の春日部さやかだけ。けれど、さやかと話すうちに、伊織はバスケ部で人気の上条先輩のことが気になりだした。ついにはその“体質”を活かし、彼の後をつけ始め…(表題作)普通じゃない超能力者たちの恋。それは切なくて、おかしくて、温かい。名手が紡ぐ、優しさ溢れる六つの恋物語。
病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先に現れる女子大生に恋をした大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女ー彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。あまりに切なく、震える純愛ミステリー!
中堅商社千葉サプライの名誉顧問が誘拐された。犯人の要求は身代金七億円、同業他社との事業統合の断念、そして「誘拐の事実の公表」。メディアに根回ししつつ上場規程を守って開示すれば株価は暴落、警察は公開捜査に踏み切り、世間は騒然となるだろう。会社の金で身代金は払えるか、その是非は?肩書だけ危機管理担当のヒラ社員岡野は、前代未聞の大仕事を任された。
三ヵ月前に強姦の被害届を出し、突然取り下げた女子大生小山美紗恵が、水死体となって発見された。当時事情聴取に当たった鳴海署の佐脇は、被害届が取り下げられた経緯に改めて不審を覚え、大学に探りを入れる。彼女の仲間内の奔放な性事情、婚約者の影、妙に派手な生活、割の良い秘密のバイトの噂。若者たちが堅く閉ざす口を中年刑事が強引に割ると、意外な真実が!
天下泰平の世にあって、一度も未来の務めを果たさぬまま隠居した元御庭番の和多田主膳。家では煙たがられ、どこにも居場所がない。そんな折、桜田門外で井伊大老が襲われた。偶然居合わせた主膳は、襲撃者から大老の首級を奪還。その腕を見込まれ、主膳は隠居した御庭番仲間とともに、将軍から直々に密命が下されるが…。老人四人組の活躍を描く痛快歴史小説!
新選組の陰供の任に就くことになった、和多田主膳ら元御庭番の四人組。瞬く間に盛名を轟かせた新選組だが、池田屋事件を境にやがて時代の流れに取り残されてゆくー。近藤勇、土方歳三に武士の魂を見た主膳らは京から会津、箱館までも同道し、共に戦い抜く。死出の花道を探すため、そして落日の幕府のため、時代と年齢に抗い、隠居老人たちが死闘を繰り広げる!
北の核・ミサイル実験が続き、米国大統領選挙が行なわれた2016年12月、首相の地元・山口長門での日露首脳会談で返還交渉は解決するはずだった。それが一転、突如暗礁に乗り上げたーー 今、「国防」とは? 元幹部自衛官の著者が、インテリジェンスというもう一つの“戦闘”を描く! 「北方領土におけるロシアの完全な主権を“戦勝国”が認めるだろう」 --ロシア大統領ウラジミール・プーチン(2016年11月20日 リマでの首脳会談に於いて) 2016年12月、北方領土問題は解決すると予想されていた。日露首脳会談の地を、首相の地元・山口県長門市としたのが、“解決”を歴史に刻む用意であったことは想像にかたくない。しかし、先立つこと一カ月、ペルーの首都リマでの首脳会談を経て、首相、政府関係者の発言は急激にトーンダウンする。そして長門では、経済協力を宣言したものの、領土交渉に関してはなんら進展なしという結果に終わった。これは、専門家でさえ首をかしげる不可解な経過だった。本作は、当時、水面下で何が起こっていたのかについて、一外交書記官の目を通し、ワールドワイドな〈インテリジェンス〉という、もう一つの“戦闘”に肉迫せんと試みた小説である。 著者
十年前、地下プラントで、ある実験が失敗、世界を滅ぼしうる物質を生み出してしまう。漏出は食い止めたものの、そのとき壁に謎の数字が浮上、日々、数を減じるそれは、世界が終わるまでのカウントダウンと噂されるようになった。やがて数字がゼロに近づき、街に終末思想が蔓延する中、それでも住民は家族や愛する人との平穏な日々を送っていた。一方、実験に関わった二つの組織、「供給公社」と「管理局」は再び漏出の危機が高まった物質を鎮静化させるため、鍵となる人物・ハルカを奪い合い、対立を深めていた。その争いに、愛しい日々を守りたいと願う人々も加わって…。