小説むすび | 2018年5月10日発売

2018年5月10日発売

八咫烏外伝 烏百花 蛍の章八咫烏外伝 烏百花 蛍の章

出版社

文藝春秋

発売日

2018年5月10日 発売

八咫烏外伝 烏百花 蛍の章 累計85万部に育ったヒットシリーズの番外作品集。第一部全6巻の壮大な歴史の流れの中、キャラクターたちは一方でどんな人間関係を結び、どんな風に育ち、事件の裏側でなにを思っていたのか。本編で描かれることがなかったそれぞれの物語には、著者ならではの深い人間観、切れ味鋭くキラキラした直球の感動と展開が満ちています。 オール讀物に一編ずつ掲載され、電子書籍でも快調な売り上げを記録する4編「しのぶひと」「ふゆきにおもう」「すみのさくら」「まつばちりて」に加え、ファンの間でも熱い関心の的である二人の恋愛の萌芽を描く「わらうひと」、シリーズ人気沸騰の立役者・雪哉と若宮が軽妙なやりとりを展開する「ゆきやのせみ」の二編を書き下ろします。 後に控える「第二部」の前に、ファンには喉から手が出るほど魅惑的な短編集となることはもちろん、本編を読んでいない人にも、異世界が舞台のリアルで鮮烈な人間ドラマ集として強くアピールできるはず。天才・阿部智里の世界を知る格好の一冊です。

さよなら、ニルヴァーナさよなら、ニルヴァーナ

著者

窪美澄

出版社

文藝春秋

発売日

2018年5月10日 発売

あの子は、 どこから戻れなくなったんだろう── 東京で働きながら小説家を目指していた今日子は、震災が起こった翌年に夢を諦め、母のすすめで実家に戻る。妹とその夫、娘との二世帯住宅の生活に倦み疲れながらも、小説を諦めきれない。 そんな中、過去に凶悪犯罪を起こした少年Aが地元にいるという噂を耳にする。そしてパソコンなどを検索して知った少年Aの姿に急速に惹かれていく。 一方、神戸生まれで、東京に住む十七歳の莢(さや)も、少年Aを崇拝し、「聖地巡礼」と称して事件現場などを訪れていた。 また少年Aに当時七歳の娘を殺された母親は、息子、夫とともに同じ場所にとどまり、一見平穏そうに見える暮らしを送っていたが、教会の人間から、Aのファンの話を聞かされる。 少年犯罪の加害者、被害者遺族、加害者を崇拝した少女、その運命の環の外にたつ女性作家……それぞれの人生が交錯したとき、彼らは何を思い、何を見つけるのか。 著者渾身の長編小説! 作家が書くことに固執するのは、「人間の中身を見たい」からなのだ。これは、小説ノンフィクションのジャンルにかかわらず、作家が持つ病理なのだ。その意味で、私もAの同志なのである──佐藤優氏・解説より

半分、青い。 上半分、青い。 上

出版社

文藝春秋

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2018年5月10日 発売

いま話題の朝の連続テレビ小説が、文字通りの「小説」となって登場! 「ラブストーリーの神様」の新たなる代表作。 高度経済成長期の終わり、岐阜県の小さな食堂に生まれたスズメ。 小学生の時に病気で左耳を失聴してしまいますが、我が子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼馴染のリツに支えられ健やかに成長する。 高校を卒業したスズメは少女漫画家を目指し上京し、人気漫画家・秋風羽織のもとで仲間と修業に打ち込むが……。 演出の都合上、ドラマでは泣く泣く削られてしまったセリフも収録した完全版。 ドラマが更に楽しめる一冊です。 ●著者紹介 脚本家。1992年、「素顔のままで」(フジテレビ系)で連続ドラマの脚本デビュー。その後、「あすなろ白書」(フジテレビ系)、「ロングバケーション」(フジテレビ系)や、「ビューティフルライフ」(TBS系)、「オレンジデイズ」(TBS系)など数々のヒット作を手がけ、「恋愛ドラマの神様」との異名を持つようになる。「ビューティフルライフ」では、向田邦子賞、橋田壽賀子賞を受賞した。映画脚本監督作品に「ハルフウェイ」「新しい靴を買わなくちゃ」「運命に、似た恋」など。

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